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停車は月1回!…「景観を楽しむため」だけに生まれた秘境駅

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 錦川鉄道錦川清流線(山口県岩国市)には、景観を楽しむためだけの秘境駅がある。2019年3月、26年ぶりに誕生した新駅「清流みはらし駅」だ。

 山あいを進むと、錦川に沿った断崖にホームが突如現れ、眼下の清流や山側の滝など絶景を味わえる。

絶景が一望できる「清流みはらし駅」(中央)付近を通過する列車(山口県岩国市で)=中島一尊撮影
絶景が一望できる「清流みはらし駅」(中央)付近を通過する列車(山口県岩国市で)=中島一尊撮影

 駅舎の5連のアーチ屋根は、岩国市が誇る国の名勝・錦帯橋と白蛇をイメージした。近くに道や橋はなく、列車でしかたどり着けない。停車するのは、月に1本程度運行される臨時列車のみだ。

錦川を見下ろせる「清流みはらし駅」のホーム。定期列車は停車せず、臨時列車などでしか降りることができない(8月26日、山口県岩国市で)
錦川を見下ろせる「清流みはらし駅」のホーム。定期列車は停車せず、臨時列車などでしか降りることができない(8月26日、山口県岩国市で)

 建設は至難の業だった。資材などを近くの駅構内に集めておき、列車の運行が終わった深夜、保守用車両で搬入する作業を繰り返した。真っ暗な中、投光器の明かりだけが頼りで、作業に2か月ほどを要した。

 停車するのは15分間。杉原孝幸営業課長(54)は「静寂の空間を味わえる特別な駅です」と話す。

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2407233 0 2021/10/01 10:00:00 2021/10/01 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210927-OYT8I50029-T.jpg?type=thumbnail

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