文化・芸能
広島の地「印象的な美しさ」 映画「ドライブ・マイ・カー」でカンヌ脚本賞の浜口監督
▽県内ロケ 演技も引き出す
第74回カンヌ国際映画祭で日本人初の脚本賞を受賞した浜口竜介監督(42)の「ドライブ・マイ・カー」が上映中だ。浜口監督が本作のメインの撮影地に選んだのは広島だった。「街に降り注ぐ光や瀬戸内海の景観が印象的。自分史上最も美しい映像が撮れた」と語る。
主人公は舞台俳優で演出家の家福(かふく)(西島秀俊)。妻を亡くして2年後、国際演劇祭のため愛車で向かった広島で寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)と出会う。2人は車内でやりとりするうちに互いの悲しみに触れ、再生へと向かっていく。
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