アップアップガールズ(仮)新体制初ライブ、新リーダー関根梓感極まる

アイドル 公開日:2021/03/01 1
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アップアップガールズ(仮)が、2月28日(日)に東京・Veats Shibuyaで、メンバー8人の新体制による初のワンマンライブ『アップアップガールズ(仮)ここから始まる右肩上がり~Going my↑~』を開催した。


昨年いっぱいで5人中4人のメンバーが卒業したアプガ。グループ活動を継続する関根梓を中心に、オーディションから選ばれた7名、古谷柚里花、鈴木芽生菜、工藤菫、鈴木あゆ、小山星流、青柳佑芽、住田悠華が加入し、今年1月1日から装いも新たに8人組の新体制で活動を開始した。本公演は、新生アプガを見せる最初の大一番。8人のメンバーは気合いたっぷりのステージを繰り広げた。

本公演は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮した形で行われ、観客はハンドクラップやペンライトを振ってメンバーを応援した。


ライブは、『イチバンガールズ!2021』から勢い全開でスタート。荒々しさと8人というアプガ史上最大のメンバー数も相まって、迫力のパフォーマンスが展開されていく。続けてキャッチーな『バレバレI LOVE YOU』を披露。笑顔のメンバーのパフォーマンスに、観客はハンドクラップで応援を送った。


MCで関根は「ついに、初の8人での単独ライブ始まりました! この日のために、私たちは約2ヶ月間リハーサルもみっちりやりました。お互いの心を通わせて今日ここまで来ました。みなさん、最後まで楽しんでってください!」と声を上げる。続けて「急に私ごとですが、宣言させてください。宣誓、私、関根梓は、新赤色担当になりました。そして2021年からは、正式にアプガ(仮)のリーダーとしてがんばります!」と、リーダーになったことを告げ、ファンも大きな拍手を送った。


みなぎる気合いいっぱいのメンバーは、それぞれが名前を名乗り『We are アップアップガールズ(仮)!』と全員で叫びパワフルな『UPPER ROCK』をブチかます。さらにクールなダンスチューン『Crazy Sparky』を披露して、ライブのスピード感をアップさせた。


今回のライブは、楽曲披露の合間に新メンバーの自己紹介が挟まる形で進んでいく。まずは、鈴木芽生菜が自己紹介。「私は人を楽しませることがすごく好きで、アプガの芸人枠とか、メンバーからも変人と言われるんです。そう言われるのもうれしいんですよ。でも、今、私は大学で心理学を勉強中なので、いつかアプガのカウンセラーって呼ばれるようになりたいです。アプガのオカンでもいいです(笑)。最高のみなさんのために、これからもポジティブパワー全開でたくさんがんばります!」と笑顔でアピールした。


未来への思いを爆発させるロックナンバー『キラキラミライ』、エモいスカチューン『FOREVER YOUNG』を披露すると、古谷が自己紹介。「私はアプガの姫と呼ばれているんです。それは、私のしゃべり方、雰囲気が姫っぽいってメンバーやファンの方が言ってくださったからなんです。姫なんて呼ばれてとてもうれしかったんですよ。でも加入して2ヶ月の間に、なぜか2回も虫を食べさせられ、気づけばみなさんが、虫姫、汁姫って呼ぶという想像してた方向と違う感じになって来ました(笑)。ですが、今日のライブをきっかけに、みなさんに歌姫と呼んでいただけるようにライブを盛り上げたいです」と語る。そして「今日は特別に…特技の阿波踊りを披露したいと思います!」と声を上げ、ファンの手拍子の中、腰の入った本格的な阿波踊りを披露した。


メンバー8人は『お願い魅惑のターゲット』で会場のテンションをノリノリにさせると、お次はアプガの必殺チューン『アッパーカット!』を炸裂させる。ライブ中、関根と7人の新メンバーは一丸となって全力のパフォーマンスを見せ続ける。これまでアプガが約10年間歌い育ててきた楽曲たちが、新生アプガの手によって新たな輝きを放つものとしてフレッシュに響いた。


次の自己紹介は青柳の番。「私はよくSNSで、紫色のヤバいアイドルオタクとして様々なエピソードを暴露されてきました。でも、自分では自分のことをそんなにヤバいとは思ってないんです。そんな私ですが、オーディションからこれまであまりアイドルになった実感が湧かなかったんです。でも今日、こんなにかわいい衣装を着て、たくさんの紫のペンライトを見て、ようやくアイドルになれた気がします。みなさん、私をアイドルにしてくれてほんとにありがとうございます!」と実際にアイドルになれたことへの感謝を口にした。


メンバーの独特なパーソナリティが明かされていく中、ライブはますます盛り上がりを見せていく。大人感たっぷりに疾走する『唇はナイフ』、パーティ感溢れる『アッパーディスコ』と、それぞれ違ったカラーの楽曲でファンを思う存分に楽しませていった。


続いては、“アプガの太陽”を名乗る小山の自己紹介。「私は普通の女の子だと思ってたんですけど、アプガになって周りからナゾって言われることが多くなってきたんです。昔から天然とおバカは言われてきたんですが、自分ではよく分からないんです。でも、自分は普通じゃないことが欲しかったので、ナゾの子って言われてうれしいです。そんな私の目標は、たくさんの人の笑顔の源になりたいです。それが私の幸せの源です」と語る。そして「ジムが大好きな私ですが、みんなとストレッチがしたいです」と語り、ファンとともに手や肩の柔軟運動を高速カウントで行うナゾな行動を実践した。


全観客の体がほぐれたところでアプガがお見舞いしたのは、アプガの盛り上げ曲の1、2を争う『アッパーレー』。ますますテンションの高まった会場に、『HAPPY NAKED‼』が投入される。声援が送れない状況ではあるものの、会場の空気感は今までと変わらない熱気を感じさせた。


鈴木あゆは、自己紹介で自らの思いを書いてきた手紙を読む。「私の夢の始まりは、ハロプロエッグさんに憧れの気持ちを抱いたことでした。いつか私も同じステージに立ちたい、アイドルになりたいと思うようになりました。今こうして、憧れた人たちからバトンを受け継いで、憧れの人と一緒にアップアップガールズ(仮)のメンバーとしてステージに立っていることがとっても幸せです。私は、自分に対して諦めたことがありません。どれだけオーディションに落ちても、大学の滑り止めに全部落ちても、いつでも私は自分を信じて突き進んできました。だから、これから何があろうとも、全てがアプガのためならどんなことも乗り越えていけるとここで断言します! まだまだいろいろやりたいことがいっぱいあります。ぜひ、暴走し続ける私を見守っていてください!」と、アプガに全身全霊を掛けることを誓った。


ライブも終盤戦に突入。アゲまくりの『BIG BANG』、明るさ全開の『ソラハレルヤッ!!』を続けて歌唱し、熱々のステージをさらに熱くしていく。


グループ最年少の住田が自己紹介に登場。「ピンク担当、最年少16歳のはるきゅんこと住田悠華です。私はメンバーのみんなから、朝からうるさいねって言われるくらいいつも元気です。実は私はとてつもなく緊張しいで、すぐ顔が赤くなります。そんな私がなぜここにいるか、私にもよく分かりません。でも、ひとつだけ言えるのは、歌って踊ることが大好きってことです。これからたくさんたくさん練習して、見てくれる方の心が少しでも動くパフォーマンスができたらなと思ってます。こんな私の成長を見守ってください」と伸び代に期待させるコメントを語った。


ここで、5人時代のアプガの代表曲と言っていい『愛愛ファイヤー!!』が投下。8人の大編成でのパフォーマンスは、楽曲の持つパワーがさらに増して伝わってきた。


自己紹介の最後は工藤が登場。「私は過去にアイドルや舞台の活動をしてきました。私はステージに立つことがほんとに大好きです。時間はかかりましたが、でも今ここにこうして立っています。また大好きなステージに戻ってこれたこと、アプガ(仮)の工藤菫として存在してること、ほんとにほんとにうれしく思います。あと、最近私は世界の人口が70億人もいるというのを知ってすごく驚きました。その中で、私たちが出会えた奇跡ってすごいなって感動したんです。この奇跡に感謝して、これからも上を目指してがんばり続けます。まだまだ未完成な私たちですが、ここから始まる8人の物語についてきてほしいです!」と思いの丈を口にした。


そして本公演のラストナンバーは『私達(with friend)』。挫けずに戦っていく姿を歌ったこの曲が、今のメンバー自身、アプガそのものを表しているような印象すら受けた。エモさたっぷりのパフォーマンスに、ファンはハンドクラップで呼応。会場は、アプガらしい熱量たっぷりの一体感に包まれた。


最後のMCで、感極まりながらも涙を我慢する関根は「この拍手とみんなの顔があれば、幾つになっても歌い続けられそうです。こんなにもたくましい新メンバーがアップアップガールズ(仮)の輪に飛び込んでくれてうれしいです。私は、心強い仲間と、心強いアップアップガールズ(ファミリー)に囲まれて幸せです。いつの時代もアプガは最高だなと思います。今日から、新アップアップガールズ(仮)がたくさんの人に愛してもらえるように、もっともっと私たちがんばっていきますので、これからもよろしくお願いします!」と、ここから前進していく新生アプガの熱い思いを語った。さらに、4月3日に表参道GROUNDで単独ライブ『アップアップガールズ(仮)みんなのことが、バレバレI LOVE YOU』の開催決定と、3月に『新生アップアップガールズ(仮)202103対バンライブ4本勝負』と題して4本の対バンライブ出演決定をサプライズ発表する。そして、関根が「新アプガは加速する一方ですので、みなさん付いてきてください!!」と声を上げ、会場が大きな拍手に包まれてライブは終了となった。


8人体制になって約2ヶ月というわずかな時間ながらも、全16曲というフルスケールのライブを見事に完走した新生アプガ。まだまだ荒削りなところはあるが、新しいアプガを作っていくというメンバーの思いがしっかり伝わる熱量の高いライブとなった。ここからどんな新しいアプガを見せてくれるのか、今後の新生アプガの動きに注目してほしい。


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