「黒らっきょ」新たな特産に 三国で本格発売

2020年8月2日 05時00分 (8月2日 11時08分更新) 会員限定
三里浜産の黒らっきょ=坂井市のふれあいパーク三里浜で

三里浜産の黒らっきょ=坂井市のふれあいパーク三里浜で

  • 三里浜産の黒らっきょ=坂井市のふれあいパーク三里浜で
 ラッキョウパワーで夏も元気に−。三里浜農産(坂井市)が一日、地元特産のラッキョウを熟成加工した「黒らっきょ」を本格発売した。試験販売した昨夏は五百パックが二週間で完売し、今年は千五百パックを用意。坂井市三国町山岸の「道の駅みくに」に隣接した農産物直売所「ふれあいパーク三里浜」で扱う。
 真っ黒な見た目と裏腹のフルーティーな香り、甘酸っぱさが特長。健康食品として人気の「黒にんにく」と同様、高温高湿で一カ月じっくり発酵させた。松村伊晃(よしあき)支配人(62)は「プルーンのような味わい。子どもからお年寄りまでおいしく食べられる」と話す。
 坂井市と福井市にまたがる三里浜砂丘地で栽培され冬を二度越した「三年子(さんねんご)」を使用。六月に収穫した四百キロを、黒にんにくの本場・青森県の業者に委託して加工した。コレステロール低下や抗酸化作用があるとされるポリフェノール含有量は、生ラッキョウの二十倍。疲労回復や滋養強壮などの効果が期待されるという。松村支配人は「花らっきょのような特産品にしたい。健康食品の一つとして召し上がって」。百五十グラム入り税込み千八十円。(問)ふれあいパーク三里浜=0776(...

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