「うつが軽くなった」のコメント多数
スマホを持って出かけ、現実世界の街中でポケモンのキャラクターを探すというこのゲーム。普段引きこもりの人たちが外に出るきっかけになったり、人と触れあうことができたりしているようだ。さらに一歩進んで「うつが軽くなった」と証言するコメントも数多くあがっている。https://twitter.com/gleefullyhello/status/752314346852589569「ポケモンGOはお医者さんの処方やセラピストの薦めより何より、わたしのうつの治療になってる」https://twitter.com/38Violetqueen/status/752488848983109632「ポケモンGOのおかげで、たった一週間ですごくよくなったわ。BPD(境界性パーソナリティ障害)とうつと不安障害のあるわたしを家から出してくれた」https://twitter.com/uglycatlady/status/752199426735804421「正直、不安障害やうつのある自分が今週末、ほとんどの時間を家の外で友だちと過ごしたなんて信じられないよ」https://twitter.com/osskov/status/751461002743410688「マジな話、ポケモンGOはぼくのメンタルヘルスに最高に効いた」https://twitter.com/drwdal/status/750614414806675456「ポケモンGOがわたしのメンタルヘルスに与えてる影響がすごい。おかげでやっと外に出る目的と理由ができたわ」これらはごく一部で、ネット上にはこうしたコメントが何百もあがっているようだ。体を動かすきっかけに
心理学者のJohn M. Grohol氏は、心理学系のメディア「PsychCentral」でこう語っている。配信から1週間も経たないうちに、多くのユーザーがツイッターなどのソーシャルメディアで、ポケモンGOが自分たちのメンタルヘルス、心的状況、社会不安、うつに効いているといった発言をしている。Grohol氏によると、うつには体を動かすことが効果的だという。ただ、うつ状態の時に体を動かそうという気持ちになるのが難しい。ポケモンGOはそのモチベーションを高めるのに有効なのだそうだ。ゲームのおかげで外に出て、歩き、他人と話し、周辺を探索することになる。こうしたことは、うつの人や社会不安障害の人にとっては通常、ハードルが高い行為だそうだ。オランダに住む22歳のデイビッドさんはポケモンGOにハマってからの自分を、Imgurでこう語っている。
普段ぼくは何日も家から出なかったりするし、運動もしない。コンピューターのスクリーンを見つめてばかりでうつの症状を悪化させてきた。最初の日は20km歩いた。椅子に座る以外に体を動かすなんて何年ぶりだろう。でもいい気持ちだった…痛みもなく長時間歩けるようになった。この3日でコンピューター好きの25人に出会って、しゃべったり一緒にゲームをしたりした。人生で最高の経験だった。不安感はなく、みんなフレンドリーだった。このゲームが僕をまた外に連れ出し、不安感を克服させてくれた。これからも続けていこうと思う。
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