富山市 市内電車南北接続後のダイヤ発表

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富山2020.02.17 18:43

 富山駅の南北の路面電車が来月、直通運転を始める際の新しい運行ダイヤを、17日富山地方鉄道が発表しました。朝夕のラッシュ時間帯は直通電車を10分間隔で走らせるなど、輸送量を増加させ、南北直通の効果を生かすダイヤとなっています。

 南北接続後、電車の運行にあたる富山地鉄の発表によりますと、富山駅南北の直通運転は、朝のラッシュ時間帯にあたる午前7時半から8時半の間は、1時間に6本、10分間隔で運行します。

 内訳は、岩瀬浜方面と大学前方面を結ぶ電車が3本、南富山方面を結ぶ電車が3本です。また、城川原発の電車を南富山方面に1本、環状線へ1本の直通運転を行います。

 夕方のラッシュ時間の午後5時半から6時半までも1時間に6本直通運転します。一方、ラッシュ以外の時間帯は直通運転は1時間に4本、15分間隔で運行し、岩瀬浜方面から環状線に2本、南富山方面に1本、大学前方面に1本となります。

 ダイヤを作成した富山地方鉄道の担当者は、運行が複雑になっているが電車の運転間隔が広がることがないように工夫し、輸送量を増やしたとしています。

 富山地方鉄道 藤井宏治区長「朝のラッシュ時とか、今回限界にチャレンジして(ダイヤを)組ませていただいたと思っております。北陸新幹線開通後、お客さまの数が増えておりまして、今回このように南北接続することによって利便性が良くなると思っております」

 また、これまで富山ライトレールが運行してきた富山駅から北側の路線の呼び名は、南北接続後、「富山港線」となります。「富山港線」は、2006年から富山ライトレールが運行する前のJR時代の路線名で、14年ぶりに当時と同じ名称で呼ばれるようになります。

 富山駅の停留場のホームは、これまでのホームの北側に新たに5番から8番までを設けるほか、大学前の停留場は、「富山大学前」に名称を変更します。