──大好きな『ラブライブ!』の新作『ラブライブ!サンシャイン!!』で小原鞠莉役を務め、Aqours(アクア)のメンバーとして活躍してきた鈴木愛奈。そんな彼女に、いよいよソロデビューの話が舞い込んできた。

「マネージャーさんから「ランティスさんからデビューする」と私が初めて聞いたのは、今年(2019年)になってからでした。聞いた瞬間、本当にびっくりしました。私はアニメにはまった中学生の頃からずっと、ランティスっ子だったんですよ。ランティスさんからリリースされるアニメの主題歌がとにかく大好きで、高校生の頃は無邪気に、「お母さん、私、将来、ランティスからデビューするからー」なんて言ってました」

──「お母さん、私、将来、ランティスからデビューするからー」のセリフを、声色を変えて演じて、取材陣を笑わせてくれた彼女。そんなふうに話しながらも、ソロデビューについて語る口調は、どんどん熱を帯びていく。

「高校生だったころ、考えなしに言っていた夢が、実際に叶ってしまうの? こんなことがあってもいいの? と驚いたり喜んだり戸惑ったりして。でも、実際にランティスのスタッフさんと会ってお話をうかがったとき、「ランティスの顔になってください」という一言をいただけたんです。それでデビューを実感できたというか、がんばります! という気持ちになれました」

──子どもの頃からの大きな夢が一つ、叶った瞬間だった。

「高校生の頃から6、7年経って、声優としてもAqoursのメンバーとしてもいろいろな活動をやってきた中で、自分の夢をかなえることができたのが本当に嬉しすぎて、めちゃめちゃ泣いて。言葉で言いあらわせないくらいの幸せを感じました。『ラブライブ!サンシャイン!!』の活動を通してずっとランティスさんにお世話になっていたので、長い間、私を見て決めてくださったことなんですよね。鈴木愛奈という存在を見つけて、受け入れてくださったということが、すごく嬉しかったです。」

──しかも、いきなりフルアルバムをリリースすることに。

「またまたびっくりしました(笑)。いきなりフルアルバムで、10曲も歌わせていただけるなんて。デビュー作として、いろいろな鈴木愛奈を見せる1枚にしようということで、ジャンルにとらわれず幅広い曲を歌っていこうということになりました」

──アルバムタイトルは『ring A ring』。インストゥルメンタル3曲も含めた13曲を収録した堂々たる1枚になった。2曲目に収録されているのは、1月からスタートしたTVアニメ『はては☆イリュージョン』のエンディング主題歌「ヒカリイロの歌」だ。

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──ソロとしての順調なスタートを切った鈴木愛奈。第4回も続いてアルバムの話をうかがっていきます。

インタビュー・構成=鈴木隆詩

インタビュー第4回は
1月29日(水)掲載予定です。

★ 鈴木愛奈さんのインタビュー記事はこちら! ★

● 第1回 「小学校に上がるころは、ドレミファソラシドも歌えないくらい音痴でした」
● 第2回 「μ's大好き! 愛してる!! 神!!! と思うくらい、『ラブライブ!』の大ファンでした」
● 第3回 「鈴木愛奈という存在を受け入れていただけたことが、すごく嬉しかったです」
● 第4回 「ファンのみなさんに寄り添う、身近なアーティストでいたいと思っています」