萩生田文科相、「幸福学園」に助言 14年の大学設置審査時
2020年02月05日20時51分
萩生田光一文部科学相は5日の衆院予算委員会で、文科省の大学設置・学校法人審議会が学校法人「幸福の科学学園」の大学新設の可否を審査していた2014年、学園関係者に助言したことを認めた。その際は不認可となったが、昨年11月に再度審査が始まっており、野党は「公正な行政を行えるのか」と批判した。
学園は宗教法人「幸福の科学」総裁の大川隆法氏が創立した。14年3月に大学設置を申請したが、教育内容などを問題視されて同年10月に不認可とされた。不適切行為もあり、5年間再申請を禁止された。
萩生田氏は、自民党総裁特別補佐だった14年5月ごろに党務として学園の陳情を受け、「学長の資格の解釈」についてアドバイスしたと答弁。幸福の科学からの選挙応援や献金を否定した。文科省の伯井美徳高等教育局長は「萩生田氏から学長規定についてお尋ねはあったが、認可指示はなかった」と説明した。