盗難の「飛び出し坊や」を作り直し 滋賀 近江八幡

盗難の「飛び出し坊や」を作り直し 滋賀 近江八幡
ドライバーに注意を呼びかける子どもをかたどった「飛び出し坊や」と呼ばれる看板。滋賀県内で盗まれる事件が相次ぐ中、地元の中学生たちが「飛び出し坊や」を作り直し、13日、完成しました。
近江八幡市安土町では地元の中学生が手がけた「飛び出し坊や」の看板27枚を通学路に設置していましたが、先月、一部が盗まれていることがわかり、警察は連続窃盗事件として捜査しています。

安土中学校では看板を作り直そうと生徒たちが作業を進め、13日は仕上げが行われました。看板は高さ1メートル30センチ幅70センチほどの木製で、郷土の英雄、織田信長と特産の「信長ねぎ」のキャラクターをモチーフにした2種類のデザインです。生徒たちはキャラクターに合わせて赤や緑、黄色のペンキを塗り、6枚の看板を完成させました。

2年生の保智一輝さんは「前回は盗まれてしまいましたが今度こそ、交通安全の役目をしっかり果たしてほしいです」と話していました。新しい「飛び出し坊や」の看板は被害にあった自治会に寄贈され改めて市内の通学路に設置されるということです。