ＴＢＳ、休止中の２番組放送を終了…映像加工の「消えた天才」とヤラセの「クレイジージャーニー」

　ＴＢＳは２１日、放送を休止していた同局系「消えた天才」と「クレイジージャーニー」の２番組を、放送終了とすることを発表した。

　同局はＦＡＸで「『消えた天才』で、映像の不適切な加工が４件あったことを９月５日に公表しました。その後も、引き続き、すべての放送について調査を続けてきましたが、同様の加工は、他には、確認されませんでした」と調査結果を報告。

　「クレイジージャーニー」についても「爬虫類ハンター企画で、計１５種類の生物を事前に準備し、捕獲シーンを撮影していたことを９月１１日に公表しました。その後も調査を続けてきましたが、同様の手法は、それ以外には、確認されませんでした」とした。

　しかし、「２つの番組については、事案の公表以降、放送を休止していました。私どもは、改めて、不適切な手法で視聴者の皆様の信頼を損なったことを重く受け止め、番組の継続は困難と判断し、放送を終了することを決めました」と発表した。

　続けて「これまで、番組をご覧頂いた視聴者の皆様、番組に出演して下さった方々、取材に協力して下さった方々、関係者の方々に、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪。「私ともは、社員・スタッフの教育・指導に一層努め、再発防止を徹底するとともに、より多くの視聴者に安心して楽しんでいただける番組づくりに取り組んでまいります」と今後について記した。