三菱航空機の子会社である米国三菱航空機は1月28日（月）午後5時頃（米国太平洋標準時）、現在進行中のボンバルディア社との訴訟において、ボンバルディア社が三菱リージョナルジェット（MRJ）の開発ならびに型式証明取得を阻害する意図で違法な反競争的行為を行ったとする反訴を提起しました。

当社の主張は、ボンバルディア社が数年前から、三菱航空機、そのパートナー企業、従業員に対して違法な反競争的行為を多岐にわたり行ってきたというものです。ボンバルディア社は2015年以降、三菱航空機、米国を拠点とするパートナー企業、およびMRJプログラムに従事する従業員に対して圧力をかけてきました。また、当社がボンバルディア社の要求に応じることを拒否した後、今回のボンバルディア社による提訴に至っております。

ボンバルディア社は訴えのなかで、三菱航空機が企業秘密の不正使用を行っているとしていますが、三菱航空機は、この訴えは事実的根拠や法的妥当性を欠いており、根拠がないものと認識しております。寧ろ、ボンバルディア社の真の意図はMRJの開発を阻害し、最終的に市場投入を遅らせることにあると考えています。

三菱航空機は、ボンバルディア社の不当な主張に対し、当社の正当性を最終的に証明できること、さらに、同社の不当な主張がMRJの開発や市場投入、そしてMRJプログラムの成功に影響を及ぼすものではないことを確信しています。

以　上

ボンバルディア社に対する反訴提起の件