2020年度前期 連続テレビ小説
エール
作:林宏司
主人公・古山裕一の妻となる
ヒロイン関内音(せきうち・おと)は…
二階堂ふみ さん
に決まりました!
【二階堂ふみ プロフィール】
(連続テレビ小説初出演)
1994年沖縄県生まれ。2009年、『ガマの油』でスクリーンデビュー。
2011年『ヒミズ』でヴェネチア国際映画祭マルチェロマストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞。2014年映画『私の男』では日本アカデミー賞主演女優賞を受賞。
主な出演作に大河ドラマ『平清盛』、『軍師官兵衛』、『西郷どん』、『そして、誰もいなくなった』 (日本テレビ)、『この世界の片隅に』(TBS)、映画『リバーズ・エッジ』、『翔んで埼玉』など。今回、連続テレビ小説初出演にしてヒロインを務める。
<役柄> 関内音 (せきうち・おと)
豊橋市内で馬具の製造販売を行う関内家の三姉妹、次女の音は、将来はプロの歌手として舞台に立つことを夢見ていた。ある日、福島に住む青年の古山裕一が英国の作曲コンクールに入賞したことを新聞で知り、手紙を送り文通を始める。二人は結婚し、音は本格的に歌を学ぶために音楽大学に入学。夫の才能を誰よりも信じて叱咤激励し、時代の流れのなかでさまざまな困難に遭遇しながら、自らも歌手になる夢を追い続ける─。
※実在の人物をモデルとしますが、音楽で人々を励まし、心を照らした夫婦の波乱万丈の物語として大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。
古山裕一 役
主演 窪田正孝
<役柄> 古山裕一(こやま・ゆういち)
福島で代々続く老舗呉服店の長男。気弱でいじめられがちな少年だったが、音楽に出会うとその秘めた才能を発揮し、独学で作曲を始める。跡取り息子として周囲の期待から商業を学び、伯父が経営する銀行に勤めるが、音楽への思いを断ち切れないでいた。そんな中、 歌手を目指しているという女学生・関内音とひょんなことから知り合い、文通を始める。 恋に落ちた裕一はついには、彼女とともに音楽の道を歩むことを決める―。
ヒロイン発表にあたって
制作統括 土屋勝裕
実在の内山金子さんについて取材をすすめていくと、太陽のように明るく、力強く生きた女性の姿が浮かび上がってきました。物静かな夫の裕而さんとは対照的に、行動力にあふれ、困難に立ち向かう胆力もあり、なんとかなるさという大らかさも持ち合わせた女性でした。妻は夫を支えて生きることが求められた時代にあって、結婚後も自ら歌手を目指し、詩を作り、絵を描くなど、生涯にわたり自分の好きなもの、信じたものを追いつづけた女性でした。そんな力強く生きた金子さんをモデルにしたヒロイン・音を演じていただく女優を選ぶために、オーディションを実施しました。全国から2802名の応募があり、数回にわたる面接やカメラテストを経て、最終的に私たちがヒロインに選んだのが、二階堂ふみさんです。
難しいシーンをオーディション課題として演じて頂きましたが、二階堂さんの真に迫る演技に鳥肌がたち、震えるほどの感動を覚えました。自分の意志を持って力強く生きたヒロイン・音がそこにいるような感覚が、スタッフの中に広がりました。窪田正孝さんと二階堂ふみさんの共演で、山あり谷ありの古山家はとんでもなく面白いことになるのでは、とワクワクが止まりません。視聴者の皆様に、笑いあり涙ありの「エール」をぜひ楽しんでいただきたいと思います。
物語
日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化がすすむ福島の老舗呉服店に、待望の男の子が誕生する。のちに多くの名曲を生み出すことになる天才作曲家・古山裕一である。
老舗の跡取りとして育てられた裕一だが、少々ぼんやりしていて、周りには取り柄がない子どもだと思われていた。しかし音楽に出会うと、その喜びに目覚め、独学で作曲の才能を開花させてゆく。
青年になった裕一は家族に内緒で海外の作曲コンクールに応募。このことが裕一の運命を変えてしまう。なんと応募した曲が上位入賞したのだ。そしてそれをきっかけに、裕一は歌手を目指している関内音と知り合う。福島と豊橋―遠く離れた地に住みながらも、音楽に導かれるように出会った二人は、結婚。上京すると、二人には個性豊かな人々との出会いが待っていた。そして不遇の時代を乗り越え、二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。
しかし時代は戦争へと突入し、裕一は軍の要請で戦時歌謡を作曲することに。自分が作った歌を歌って戦死していく若者の姿に心を痛める裕一・・・。
戦後、混乱の中でも復興に向かう日本。古山夫妻は、傷ついた人々の心を音楽の力で勇気づけようと、新しい時代の音楽を奏でていく―。
2020年度前期 連続テレビ小説『エール』
【放送予定】
2020年 春~
【制作スケジュール】
2019年9月 クランクイン予定
【スタッフ】
《制作統括》土屋勝裕
《プロデューサー》小西千栄子 小林泰子 土居美希
《演出》吉田照幸 松園武大 ほか