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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は27日、NHK秋田放送局が県内の国公立大学で過去5年間に処分された教員によるハラスメントを調べたニュースについて、審理入りしたと発表した。「小中学生でも出来る」など、学生に侮辱的な発言をして処分されたと匿名で報じられた男性が「不正確な情報をあたかも実際に起きたかのように、間違った報道をされた」と申し立てた。

 対象となったのは、1月21日に放送された「NHKニュースこまち845」。NHK広報部によると、県内3大学で5人の教員がハラスメントで処分されたと、大学から公開された情報をもとに報じた。「いずれも個人が特定されないよう十分に配慮して匿名で放送しており、放送内容に問題はないと考えている」とコメントした。