Galaxyのノッチは形状別に2種、開発者会議で公開。カメラ内蔵画面や全画面モデルも
サムスン、ノッチを受け入れる
韓国サムスンは開発者イベント「SDC 2018」にて、将来のGalaxyスマートフォンに「ノッチ」が搭載されることを示唆しました。しかもノッチ形状別に2種類となる模様です。さらに、ディスプレイ内蔵フロントカメラや全画面デザインの端末も登場しそうです。
同イベントでは、「Infinity-U」「Infinity-V」「Infinity-O」「New Infinity」と題した端末のイメージが登場。このうちUとVは小さな水滴型ノッチを設け、そしてOではディスプレイ内部にフロントカメラが位置するようです。一方、New Infinityでは画面を遮るものがまったくない「全画面デザイン」がイメージされています。
Infinity-U, V and O is for midrange phones. (A8s will have Infinity-O)
— Ben Geskin (@VenyaGeskin1) 2018年11月7日
New Infinity is for flagships. https://t.co/6ZqeOZF25p
現時点では、これらのディスプレイデザインがサムスンのどの端末に相当するのか、公式情報はありません。ただし、著名リークアカウントのBen Geskinは「U、V、Oはミッドレンジ向け端末向けで、Galaxy A8はOに相当する。New Infinityはフラッグシップ向け端末に採用される」との情報を伝えています。
さらに以前から、サムスンはディスプレイにフロントカメラを内蔵する技術を開発しているとの噂が登場していました。もしこれが実現できれば、今回のInfinity Newのような(ほぼ)完全な全画面ディスプレイが実現できるはず。またBloombergの報道によれば、この技術は早くも来年のフラッグシップ向け端末「Galaxy S10」に搭載される可能性があります。
2018年のスマホトレンドは、多数Androidスマートフォンメーカーによるノッチの一斉採用から始まりました。しかし昨今では、中国メーカーによるポップアップ式フロントカメラやスライド式本体、ディスプレイ指紋認証といった新技術の採用で、現在は早くもハイエンドモデルからノッチが消え去りつつある状況です。
サムスンが今回複数のスマホデザインを示唆したのも、まさにそのようなフロントカメラと画面トレンドの過渡期にきちんとキャッチアップしていく、という姿勢をアピールするものといえそうです。