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ユカイ版とNOKKO版「2つのレベッカ」


ダイヤモンド・ユカイと高橋まこと(右)

【ダイアモンド・ユカイの昭和ロックを語る時が来た!(3)】昭和の終わりごろ、日本に巻き起こったロックの大きなムーブメントに注目する対談企画。「レッド・ウォーリアーズ」のボーカル、ダイアモンド・ユカイ(55)が伝説のバンド「BOOWY」のドラマー、高橋まこと(63)を迎え、当時を振り返る。前回の最後に、高橋まことがレッズが「レベッカ」と名乗っていたことに言及。果たして真相は…。

 ユカイ:レベッカだった時ね。シャケ(木暮武彦)とコンマ君(小沼達也)がレベッカを辞め、そこに俺とキヨシ(小川清史)が合流したレッド・ウォーリアーズは、最初「レベッカ」と名乗っていた。(その名前は)使えないと言われ「レベッカ♂」に変えてさ(笑い)。エッグマンでまことさんに叩いてもらったの、その時かも。

 高橋:その時期だったかもな。一時的に2つのレベッカがあったんだよな。

 ユカイ:読んでいる人にしっかり伝えたいんだけど、今も人気のレベッカは、もともとシャケがメンバーを集め、シャケが思いを込めて名付けたバンドなんだよ。当時シャケが俺に「ノッコ(NOKKO)というすごく可能性のあるボーカルがいてさ。これから育てながらバンドやっていく」と話してくれたよ。バンド名は小説「黒い瞳の少女レベッカ」から取って、確か前から温めてたって言ってたかな。あの時のキラキラした瞳と表情、忘れられないよ。シャケは命名者だし、思いのあるバンド名だったから、自分の新バンドで使おうとしたんだ。

 高橋:ユカイはどんな気持ちだった?

 ユカイ:シャケが主導権握ってたから…先輩だったしね。俺たちは「そこまでいうなら…」って(笑い)。ライブで「ウェラム・ボートクラブ」(レベッカのデビュー曲)とか一応歌ってたよ。NOKKOみたくポップじゃないけど、今聴くと俺のはブルージーでカッコイイと思うんだけどね。その後、はやりを追いかけるのをやめて、俺たちのロックをやっていこうとバンド名も音楽性も変えようという話になってね。

 高橋:エッグマンに行った時、「レベッカ旗揚げします」ってやってたな。ライブ前の楽屋でユカイたちが血判状回してたの覚えてるよ。

 ユカイ:新選組みたいだね。当時は無機質な音楽がはやりだった。バカなバンドだけど赤い血が流れる男臭いバンドにしようと(笑い)。ところで、BOOWYってアルバムを出すごとに曲調がずいぶんと変わっていったよね。

 高橋:1枚目「MORAL」はパンク、2枚目「INSTANT LOVE」はニューウエーブ。主に布袋が提案して方向を変えていったんだよ。最近文庫化された「スネア」の新たに加えた章に書いたけど、実は2枚目の前にもう1枚出すハズだったんだ。レコーディングしたけど、いろいろあって出せず、何曲かは2枚目に入った。あれが出てたらもうちょっと印象が変わったろうな。

 ユカイ:その本ちょっと見せて。(文庫をめくりながら)巻末にまことさんが入ったバンドの一覧があるんだ。よくこんなに思い出せたね。

 高橋:ユカイとやったバンドも書いといたよ。

 ユカイ:わっ!「98~99(前期)MAJIC MASHROOM」って! 経歴から抹消しようと思ってたのに(笑い)。俺とまことさんがバンド組んでたこと、世間は知らないんじゃない? ギターのichiroがBOOWYの大ファンだから、俺がまことさんを口説いたんだよ。今やichiroは日本ではトップのセッションギタリスト。最近では矢沢永吉さんや長渕剛さんのステージでも弾いてる。このバンドはCD契約には至らなかったけど、面白いことやってたよね。

 高橋:ステージもけっこうやったよな。事務所がバラバラで統率が取りにくかったのが良くなかったな。最後はバラけてしまった。

 ユカイ:BOOWYの話に戻すよ。東芝EMIに移籍した3枚目「BOOWY」は佐久間正英さんがプロデュース。実はこのアルバムから日本のロックの音が変わった。

 高橋:あのレコーディングはそれまでと全く違った。びっくりだったよ。

☆ダイアモンド・ユカイ=1962年3月12日生まれ。東京都出身。86年にレッド・ウォーリアーズでデビュー。89年に解散後、数度再結成。ソロとしてのカバーアルバム「Respect III」、著書「タネナシ。」「育爺。」が発売中。2015年に織田哲郎と結成したバンド「ROLL―B DINOSAUR」の2ndアルバム「SUE」が発売されたばかり。

☆たかはし・まこと=1954年1月6日生まれ。福島県出身。ドラマー。77年に元「安全バンド」の長沢ヒロとHERO結成。78年、デビュー作レコーディング後に脱退。81年にBOOWY加入。87年の解散後は「De+LAX」ほか数々のバンドに参加。2016年に“最後のバンド”「JET SET BOYS」結成。最新作は「BIRD EYE」。過去の著書に10年分の情報をプラスした文庫版「スネア」が発売中。

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