沖縄県内のコミュニティーFMの一部が「沖縄防衛情報局」という番組で、差別的ととれる発言を放送していた問題で、同番組の出演者が浦添市と那覇市、本部町のコミュニティーFM3局に対し「改善し、番組を継続したい」と申し出ていることが28日分かった。3局は今後も番組を継続する。

コミュニティーFM3局は今後も番組を継続する

 3局は浦添市の「FM21」と那覇市の「FM琉球」、本部町の「FM本部」で同番組を毎週木曜日に同時放送している。出演者は「琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表の我那覇真子氏と父隆裕氏ら3人。

 本紙が9月、同番組を放送している沖縄市の「沖縄ラジオ」について差別的放送があると報道後、3局は第三者機関である番組審議会を開催。12月6日、出演者に対し「放送の改善がなされない場合は12月末で終了する」と伝えたところ、26日に出演者から「内容を改善し継続したい」と返答があったという。