サイクル安打あと一歩＝楽天の茂木、ＣＳに弾み－プロ野球

　本塁打が出ればサイクル安打達成。楽天の茂木は七回、「ホームランを狙って打席に入った」。高め直球を強振した痛烈な打球は左中間へのエンタイトル二塁打となり、思わず苦笑いを浮かべた。
　一回に三塁打、二回に二塁打を放ち、四回には遊撃への内野安打。全て中堅から逆方向への当たりで、「狙ったわけではないが、状態は悪くない」と納得の表情。４打数４安打と好調さを示し、最高の形でレギュラーシーズンを締めくくった。
　６月に右肘を痛めて離脱。７月末に復帰したが、３割を超えていた打率は下がり、チームも歩調を合わせるように優勝争いから後退した。「僕がけがをしてからチームの状態も悪くなった」と責任を感じていたが、ようやく本来の打撃を取り戻しつつある。
　１４日からは西武とのクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファーストステージ。「いい形で終われた。この勢いをそのままにＣＳにつなげていきたい」。俊足とパンチ力を兼ね備えた茂木が打線を引っ張る。（2017/10/10-18:06）　関連ニュース

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