イエメンでコレラ猛威、年内85万人に=赤十字、予想を上方修正

コレラの感染が疑われ、入院したイエメンの子供=8月12日、サヌア(AFP=時事)

 【ジュネーブAFP=時事】赤十字国際委員会(ICRC)は13日、国連人権理事会が開会中のジュネーブで記者会見し、内戦が続くイエメンで猛威を振るうコレラの感染拡大について「年末までに60万人に達すると7月に予想したが、既に64万7000人だ。年末までに85万人に達するだろう」と感染が疑われる患者数の予想を上方修正した。1日約4700人のペースで感染が拡大しており「ペースが一時弱まったと思ったら先週また上がった」と指摘した。

 世界保健機関(WHO)は今週、イエメンのコレラ死者数を2065人と発表した。ICRCは「予防可能な病気で21世紀に最悪の被害が生まれている」と訴えた。 (2017/09/14-00:32) 関連ニュース

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