アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」仲間由紀恵で日本初映像化

2017年1月31日6時0分  スポーツ報知
  • ドラマに出演する(前列左から)津川雅彦、大地真央、渡瀬恒彦、仲間由紀恵、向井理、余貴美子、(後列左から)藤真利子、柳葉敏郎、國村隼、橋爪功

 女優の仲間由紀恵(37)がテレビ朝日系で今春に2夜連続で放送される特別ドラマ「そして誰もいなくなった」に主演することが30日、発表された。

 英女性作家アガサ・クリスティの同名推理小説が原作。1939年に刊行され、累計1億部以上を売り上げているクリスティの代表作で、海外では映画、ドラマ化されているが、日本で映像化されるのは今回が初めてだ。

 絶海の孤島にあるホテルに招待された10人の客がひとり、またひとりと殺され、後日、10体の死体が発見される―。主要登場人物全員が死ぬという奇妙なミステリーだ。今回の舞台設定は日本だが、原作に忠実に物語が展開される。

 仲間は10年前の世界水泳で金メダルを獲得した元水泳選手の家庭教師を演じる。00年公開の映画「リング0 バースデイ」で怪物・貞子を演じた際には「ボコボコに殴り殺されて、井戸に捨てられた」経験があるが、テレビドラマで“殺される”のは初めてだ。

 仲間は「読めば読むほど怖いお話。ラストまで、とても緊張感のある作品です。自分たちの中にある“罪への真実”と向き合う間もなく殺されるという恐怖やパニック状態の表現は難しいところかな、と感じています」と役づくりに意欲をみせた。

 共演陣も渡瀬恒彦(72)、津川雅彦(77)ら大物がズラリと並ぶ。「大先輩方からたくさんの助言をいただきながら、記念すべき作品を作り上げていきたい」と意気込んでいる。昨年11月から神奈川の無人島・猿島などで撮影を行い、2月にクランクアップ予定。

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