町田市競技場の増築視野
◆ゼルビア好成績 「J1仕様に」
サッカーJ2のFC町田ゼルビアのホームスタジアムとなっている町田市立陸上競技場の収容人数(約1万200人)が、J1基準(1万5000人以上)を満たしていないことについて、町田市の石阪丈一市長は22日の定例記者会見で、「何とかJ1仕様でやりたいと考えており、今、見通しを立てる作業をしている」と語り、増築を視野に入れたことを明らかにした。
今季、4年ぶりにJ2に復帰したゼルビアが、J1昇格圏をうかがう7位に入った好成績を受けたもの。同競技場は2012年にゼルビアが初めてJ2に昇格したのを受けて、13年3月までに約45億円をかけてJ2基準に合わせて大改築していた。そのため、石阪市長はこれまでは、増築について「見通しが立っていない」と述べるにとどまっていた。
石阪市長は、増築の場合、バックスタンド側に観客席を増やし、J1基準に従って屋根も設置しなければならないことを説明した。その上で、バックスタンド側に来年度設置予定の「大型映像装置」について、「増築しても支障が出ないような形で、設計を進めている」と明らかにした。
また、今季のゼルビアの戦いぶりについて「相馬監督はずっと、(J3から最後に昇格した)『22番目のチーム』と言ってきたが、7位に入り、大健闘だと思う」と称賛した。
2016年11月23日
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