【西武】ドラ1今井、目標は東京五輪出場!作新OB競泳・萩野と金メダル目指す

2016年11月2日6時0分  スポーツ報知
  • 西武・渡辺SD(左)から指名あいさつを受けた作新学院の今井は、11月1日1時1分11秒に記念写真に納まった

 西武のドラフト1位・今井達也投手(18)=作新学院=が1日、宇都宮市内の同校で渡辺久信シニアディレクター(SD=51)らから指名あいさつを受けた。今夏の甲子園優勝投手は将来の目標に東京五輪出場を掲げ、同校OBでリオ五輪競泳・400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(22)とともに金メダルを目指す。

 足元をしっかり見つめながら、夢は大きく描いている。今井は4年後の東京五輪を目標に掲げた。「まだ先のことですが高校でも日の丸を背負ってきた。中心になってくる年齢ですし、視野に入れながら、どこでも通用するようになっていきたい」。今夏はU―18日本代表に選ばれエースとしてアジア制覇に貢献。当然、視線の先は世界を見ていた。

 尊敬する先輩が刺激になった。リオ五輪では同校出身で4学年年上の萩野公介が金を含め3つのメダルを獲得。先輩に負けじと甲子園V投手に輝いた。指名あいさつ前日の10月31日には、小山市で萩野のパレードが行われ、右腕も見に行っていた。「なかなか世界で活躍している人はいない。作新OBとして負けないようにしたい」。競技は違えど、同じアスリートとして地元開催の大舞台で共闘し、狙うはもちろん金メダルだ。

 MAX152キロを誇るが「今の状態ではまだまだ。直球も変化球も全てを上げていきたい」と未熟さを認識し、現在も自主トレを継続している。渡辺SDも「低めにスピンの利いた球を投げる投手はそうそういない。エースとしてローテを守って、その上に侍ジャパンも見えてくる。まずは体作りから、成長させて世に出していきたい」と着実に段階を踏んでいく。

 球団の期待は大きく、渡辺SDは「ふさわしい背番号をつけてもらいたい」と昨季引退した西口の「13」などを検討しているもようだ。日本シリーズをテレビ観戦し、日本ハム・大谷との対戦も熱望した18歳は「1年目から開幕ローテを目指して少しでも早くチームの勝利に貢献したい」。目標を一つずつクリアし、世界の大舞台を目指す。(岸 慎也)

 ◆今井 達也(いまい・たつや)1998年5月9日、栃木・鹿沼市生まれ。18歳。小1から野球を始め、ポニーリーグの鹿沼レッドソックスでは鹿沼西中3年時に全国大会出場。作新学院では昨夏の栃木大会で背番号11も、甲子園ではベンチ外。今夏の甲子園では全5戦で4完投。計41回44奪三振、防御率1.10で優勝投手に。U―18アジア野球選手権では背番号18でチームを優勝に導いた。180センチ、70キロ。右投右打。

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