旭川市内有数の観光名所、あさひかわラーメン村(永山11の4)が20周年を迎えた。近年は外国人観光客が急増し、年間利用客50万人弱のうち2割を占めるなど、国内外に旭川ラーメンを発信する拠点となっている。24、25日には節目を記念したイベントが行われる。

 ラーメン村は、複合商業施設「パワーズ」の一角に、市内の有名8店が入る集合施設。地元のラーメン愛好家グループが、札幌の「ラーメン横丁」への対抗意識などから企画し、不動産活用を手掛ける富士管財(旭川)が1996年8月にオープンした。

 場所はJR旭川駅から車で20分ほどで、旭山動物園にも車で15分程度で行ける。座席数は8店で計220席と多く、大型バスを止められる駐車場もあるため、団体客も訪れる人気スポットになっている。

 近年は、中国の日本へのビザ緩和や、北海道人気の高まりからアジアを中心に外国人客が急増。特にマレーシア人やタイ人が増えていることから、全店に英語、韓国語、中国語、タイ語のメニュー表を置いている。

 記念イベントは両日とも午前11時スタート。旭川出身の歌手児玉梨奈さんらが公演し、南極料理人の西村淳さんと旭川市の動物写真家今津秀邦さんの対談もある。今津さん監督の映画「生きとし生けるもの」を、イベントに合わせて特別に編集した映像も流す。25日正午からは西村さんが講演し、講演に合わせて南極観測隊の時に作ったラーメンの試食会も開く。

 問い合わせはラーメン村事務局(電)0166・48・2153へ。(五十嵐俊介)