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秋篠宮ご夫妻、多可町に 「敬老の日制定50周年記念式典」ご出席 兵庫

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秋篠宮ご夫妻、多可町に 「敬老の日制定50周年記念式典」ご出席 兵庫

「敬老の日制定50周年記念式典」の会場前で町民と歓談される秋篠宮ご夫妻=多可町中区中村町 「敬老の日制定50周年記念式典」の会場前で町民と歓談される秋篠宮ご夫妻=多可町中区中村町

 「敬老の日」発祥の地として町おこしを進める多可町で15日、「敬老の日制定50周年記念式典」(県、同町主催)が開催され、秋篠宮ご夫妻が出席された。ご夫妻が同町を訪問されるのは初めてという。

 同町によると、敬老の日は昭和22年9月15日、当時の野間谷村(現在の多可町)が村主催の敬老会を開いたのが始まりとされる。その後、同日を「としよりの日」として国民の祝日にするよう求める運動が全国に広まり、41年に「敬老の日」が制定された。

 町文化会館ベルディーホール(同町中区中村町)で開かれた式典には町民ら約500人が出席。秋篠宮さまは「発祥の地であるこの地から敬老の精神を発信し、その心を次の世代に引き継いでいくことは、誠に意義深いことと考えます」とあいさつされた。

 ステージでは小学生による祖母への感謝の手紙の朗読なども行われた。式典後、ご夫妻は多可赤十字病院も訪問し、併設の老人保健施設を見学された。

 沿道では、町民が日の丸の小旗を振ってご夫妻を歓迎。式典会場前でご夫妻から「これからも元気でいてください」と声をかけられた同町中区中村町の園崎武さん(101)は「感激しています。長生きして良かった」と話していた。