大川市長辞職6区補選へ 市長選、市議補選トリプル選へ [福岡県]

大川市議会で辞職が同意される前、本会議で答弁に立つ鳩山二郎氏
大川市議会で辞職が同意される前、本会議で答弁に立つ鳩山二郎氏
写真を見る

 大川市の鳩山二郎市長(37)は9日、父である鳩山邦夫元総務相の死去に伴う衆院福岡6区補選(10月23日投開票)への立候補を理由に、市長職を辞職した。市長選は市議補選(被選挙数1)と併せ、補選とのトリプル選になる見込み。

 鳩山氏はこの日記者会見し「退路を断った。6区のために命懸けで戦いたい」と述べた。次期市長については「意中の人はいるが、今日は言えない」と述べるにとどめた。

 2013年に初当選し、来年7月まで約10カ月の任期を残しての辞職となったことを問われ、「大多数の市民が国政で頑張れとエールを送ってくれている」と語り、市民の理解は得られるとの認識を示した。

 市長選を巡っては、鳩山氏の意中の候補を見極めたいとの思惑が広がり、今のところ立候補の表明はない。市選挙管理委員会は12日に市長選と市議補選の日程を決める。

 補選には、自民党県連が党本部に公認申請中の蔵内謙氏(35)、民進党公認の新井富美子氏(49)、共産党公認の小林解子氏(36)が、それぞれ立候補を表明している。

=2016/09/10付 西日本新聞朝刊=

Recommend

Recommend