2007年11月30日
株式会社ラリーアート
三菱自動車/ラリーアート
2008年ダカールラリー 「チーム・レプソル三菱ラリーアート」
参戦記者会見、増岡浩選手壮行会を開催

パジェロエボリューションと増岡浩選手、三菱自動車益子修社長
 三菱自動車/ラリーアートは11月29日(木)、東京都内のホテルで2008年ダカールラリー(通称パリダカ)に出場する「チーム・レプソル三菱ラリーアート」の参戦記者会見を行い、同時に増岡浩選手の壮行会を開催した。会場には報道関係者、ラリー関係者、スポンサー各社、など約250名が詰めかけ、早くもパリダカムード一色に染まっていた。

 冒頭、三菱自動車益子修社長が挨拶、8年連続、13回目の総合優勝を目指すと宣言。更に三菱自動車のモータースポーツへの取組姿勢、ダカールラリーの出場が三菱自動車の技術向上に大きく役立っていることを説明。続いて三菱自動車商品戦略本部の栗原信一本部長が、08年の参戦体制を説明。レギュレーションによりリストリクターが32から31φ、ギアボックスが6速から5速に変更されて性能低下を余儀なくされたにも関らず、三菱自動車チームが繰り返し行った玉成テストにより、トランスミッションの耐久性の向上、サスペンションの熟成、ハンドリング、走破性能の改善などで07年を上回る性能が得られたことを報告した。
また、益子社長よりパジェロでのワークス活動を08年大会で区切りを付け、09年からはパジェロとは異なる全く新しい車両に、排出ガスが少なく環境性能の良い・走りと環境を両立させた新しいディーゼルエンジンを搭載して参戦する計画があることも発表された。

三菱自動車 益子修社長

三菱自動車商品戦略本部 栗原信一本部長
 その後、増岡選手が登壇。2002年、2003年に日本人初の2年連続総合優勝を達成した増岡選手は、3度目の総合優勝獲得を目指す次回大会に向けて「関係者、スポンサー、チームスタッフの人々に支えられ、大会30回目、私は21回目の大会に出場できることを嬉しく思います。08年大会は走行距離も約1000km延び、モーリタニアの砂漠が勝負の分かれ目となる大会になると思います。特に8日間もあるモーリタニアでは柔らかい砂と堅い岩が交互に現れる箇所、また、メカニックのサポートが禁止されドライバー自らが整備しなくてはならないマラソンステージが2回もあり、ここが勝負所となるでしょう。ここを制したものが08年ダカールラリーを制するでしょう」と自信に満ちた表情で語った。

総合優勝を決意する増岡浩選手

日本のスポンサー各社を代表して、レプソルモーターオイルの日本総代理店の株式会社錦之堂赤見武専務取締役から増岡選手へ激励の言葉を頂いた。

左から MMCダイモンドファイナンス株式会社 小西晃弘取締役 経営企画部長、
フォルテック株式会社 澁谷誠一代表取締役、株式会社リョーイン 柏木泰彦田町営業所長、
三菱自動車販売協会 戸田進晤専務理事、
増岡浩選手、日本特殊陶業株式会社 宮地節自動車関連事業本部 サービス部長、
パジェロ製造株式会社 今村信取締役、株式会社ロータス 根本道久営業推進部課長、
株式会社錦乃堂 赤見武専務取締役

■2008年ダカールラリーコースマップ
 30回目の開催となる2008年ダカールラリーは1月5日(土)に昨年と同じポルトガルの首都リスボンをスタート。スペイン、モロッコ、モーリタニアを通過して約9000kmを走破の後、1月20日(日)にセネガルのダカールにゴールする。 「チーム・レプソル三菱ラリーアート」からはパリダカ通算2勝を挙げている日本人エース増岡選手、2004年・2005年・2007年の優勝者ステファン・ペテランセル(フランス)、2006年の優勝者リュック・アルファン(フランス)、2006年総合3位のホアン・ナニ・ロマ(スペイン)の4名がスーパープロダクション仕様の「パジェロエボリューション」で出場する。

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