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イクスカ出発進行 仙台市地下鉄で利用始まる

手にしたイクスカをタッチさせて自動改札機を通る利用者

 仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」の利用が6日、地下鉄南北線で始まった。仙台駅であった開始イベントでは、関係者がくす玉を割って改札機の通り初めをした。
 開始式で奥山恵美子仙台市長は「改札でもタッチ・アンド・ゴーの手間いらずがICカードの利点。市民から愛されるカードになってほしい」と期待した。
 カードはスズメと伊達家ゆかりの水玉模様をあしらった。デザインした泉区の画家菅野麻衣子さん(31)は「描いたのは飛べないスズメ。どこに行くにも地下鉄やバスを使うという想定。多くの人に使ってほしい」と話した。
 交通局によると、1日発売のカードは5日までに約9600枚売れた。6日からは地下鉄各駅の券売機でも購入可能になった。
 名取市の教員秋場文東さん(44)は「かわいらしいスズメに方言を使ったネーミングがいい。普段はJR利用だが、地元応援の気持ちを込めて買った」と語った。
 イクスカは2015年の東西線開業時から市バス、宮城交通の路線バスでも使用可能になる。16年春にはJR東日本のSuica(スイカ)と仙台圏での相互利用を始める。


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2014年12月07日日曜日

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