自民党:石破派「水月会」20人で正式結成 総裁選に意欲

毎日新聞 2015年09月28日 12時46分(最終更新 09月28日 14時18分)

自身が会長の新派閥「水月会」設立について記者会見する石破茂地方創生担当相(右端)=東京都内のホテルで2015年9月28日、長谷川直亮撮影
自身が会長の新派閥「水月会」設立について記者会見する石破茂地方創生担当相(右端)=東京都内のホテルで2015年9月28日、長谷川直亮撮影

 自民党の石破茂地方創生担当相は28日午前、東京都内のホテルで記者会見し、「石破派」の結成を正式に表明した。石破氏は「私のような者でも政権を担うことが望ましいなら、それを目指したい」と述べ、次期総裁選に意欲を示した。

 石破派には無派閥の山本有二元金融担当相や鴨下一郎元環境相ら衆参の議員20人が参加した。安倍晋三首相の党総裁任期が切れる3年後の「ポスト安倍」をにらみ、党内基盤を固めたい考えだ。

 石破派の結成で自民党の派閥は八つになり、参加議員数は二階派(34人)に次ぐ6位となる。他の7派閥が1955年の自民党結党期にできた派閥の流れをくむ一方、石破派は無派閥議員を中心に新たに結成する。正式名称の「水月(すいげつ)会」には「無心で時代の要請に応える」という意味を込めたという。【田中裕之】

 石破派の参加議員は次の通り。(数字は当選回数)

 <衆院>石破茂(10)、山本有二(9)、鴨下一郎(8)、田村憲久(7)、伊藤達也(7)、後藤田正純(6)、古川禎久(5)、平将明(4)、赤沢亮正(4)、斎藤健(3)、田所嘉徳(2)、福山守(2)、石崎徹(2)、神山佐市(2)、八木哲也(2)、冨樫博之(2)、門山宏哲(2)、山下貴司(2)、若狭勝(1)

 <参院>舞立昇治(1)

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