司法汚職、邦人前社長に禁錮3年 インドネシア【ジャカルタ共同】インドネシアのバンドン汚職裁判所は4日、裁判官に対する贈賄事件で起訴された電線メーカー「オーナンバ」(大阪)の現地法人「オーナンバ・インドネシア」の前社長塩川利雄被告(60)に対し、禁錮3年、罰金2億ルピア(約170万円)=求刑禁錮7年、罰金2億ルピア=の実刑判決を言い渡した。 司法の腐敗が深刻なインドネシアでは、有利な判決を引き出すため裁判官を買収する事件が後を絶たない。今回の事件は外国人の関与が疑われた異例のケースだった。 塩川被告は一貫して無罪を主張。弁護人は公判後「判決は確たる証拠に基づいていない。上訴するか検討する」と述べた。 【共同通信】
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