都内JRでまたケーブル火災…放火か自然発火か
東京都渋谷区のJR山手線恵比寿―目黒駅間で27日午後、線路脇のケーブルが燃えた火事は、2か所から出火した。
山手線と埼京線などが約1時間15分にわたり運転を見合わせ、約5万1000人に影響が出た。都内のJR線では今月18日と22日にもケーブル火災が発生。警視庁やJR東日本などで原因を調べている。
JR東などによると、燃えたのは、電気供給と通信に使われる計3本のケーブルで、恵比寿駅から南に約300メートルの場所と、さらにそこから約20メートル離れた場所が燃えた。外側のカバーが焼けこげていたが、内部のケーブルの焼損は比較的、軽かったという。同庁は、放火と自然発火の両面から出火原因を調べている。
都内のJR沿線ではケーブル火災が続発。18日夜には立川市の中央線国立―立川駅間で高架下の電源ケーブルが燃え、22日にも中野区の中央線中野―東中野駅間で線路脇にある通信ケーブルから出火した。
国土交通省などによると、立川市のケーブル火災は、焼損の状況などから内部がショートして発火した可能性もあるという。
2015年08月27日 21時32分
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