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高松で情報通信相会合/四国初、伊勢志摩サミット

2015/07/04 09:47


 政府は3日、来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立つ情報通信相会合を高松市で、保健相会合を神戸市でそれぞれ開くなど、新たに8地域で閣僚会合を開催すると決定した。定例で行われている外務、財務両相の会合に加え、各自治体の希望や地方創生の観点も加味し選定した。四国でサミットの関係閣僚会合が開催されるのは初めて。誘致の成功を受け、会見した浜田恵造香川県知事は「香川だけでなく、四国全体の知名度向上や経済効果も期待できる。地方創生の観点からも意義深い」と述べた。
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 このほか、交通相会合(長野県軽井沢町)、科学技術相会合(茨城県つくば市)、農相会合(新潟市)、環境相会合(富山市)、教育相会合(岡山県倉敷市)、エネルギー相会合(北九州市)をそれぞれ開催する。関係閣僚会合は計10会合となり、過去に日本で開かれたサミットでは最多となる。

 開催時期については、伊勢志摩サミットに先立つ3〜5月中旬を想定。担当府省庁を中心に準備を加速する方針だ。

 菅義偉官房長官は記者会見で、閣僚会合の開催日について「関係省庁からしかるべき時期に発表したい」と説明。新たな閣僚会合を追加することには否定的な考えを示した。同時に「日本の地方の良さを見てもらい、世界に発信できたらいい」とも述べた。

 8地域の選定で、高松市は情報通信技術を利用した全県的な遠隔医療ネットワーク「K―MIX」の導入が高く評価された。

 つくば市は世界最先端の科学技術が集積し、日本の技術力をアピールできる点が決め手になった。新潟市は国家戦略特区として農業改革に取り組んでいることが評価された。軽井沢町は北陸新幹線の開通に伴う交通の利便性向上、富山市は先進的な環境保全に取り組んでいることが決定につながった。

 神戸市は阪神大震災からの復興を遂げ、最先端医療が盛んな点が注目された。倉敷市は教育と文化を核とした街づくりを行ってきたことを評価した。北九州市は省エネルギーを含む実証実験の取り組みなどを考慮した。

 伊勢志摩サミットは来年5月26、27両日に開かれる。政府は外相会合を広島市で、財務相会合を仙台市でそれぞれ開くと既に発表している。

ドラマの始まり
 政治ジャーナリスト・田勢康弘氏=四国新聞特別コラムニスト=の話
 (県が2月に高松市で開いた誘致推進大会で基調講演)いささか招致活動のお手伝いをしたこともあって、これで香川県の国際化にはずみがつくと喜んでいます。一見地味に見えるこのようなことの積み重ねが、国内外に「TAKAMATSU」「KAGAWA」「SETOUCHI」を知らしめるドラマの始まりとなるのだと思います。

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