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「芸術選奨文部科学大臣賞」に山下達郎さんら18人
3月12日 17時36分

「芸術選奨文部科学大臣賞」に山下達郎さんら18人
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芸術の分野で優れた業績を挙げた人に贈られる文化庁の「芸術選奨文部科学大臣賞」にはなし家の春風亭小朝さんやシンガー・ソングライターの山下達郎さんら、18人が選ばれました。
今年度の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれたのは次の方々です。
▽演劇部門は歌舞伎俳優の中村歌六さんと、劇作家で演出家の永井愛さん。
▽映画部門は録音監督の小野寺修さんと、映画監督の小泉尭史さん。
▽音楽部門は清元節唄方の清元美寿太夫さんと、声楽家の福井敬さん。
▽舞踊部門は舞踊家の吾妻節穂さんと、アメリカのセントルイス・バレエ芸術監督の堀内元さん。
▽文学部門は作家の出久根達郎さん。
▽美術部門は写真家で美術家の佐藤時啓さんと、多摩美術大学教授の中村一美さん。
▽放送部門は脚本家の岡田惠和さん。
▽大衆芸能部門ははなし家の春風亭小朝さんと、シンガー・ソングライターの山下達郎さん。
▽芸術振興部門は芸術で町の再生に取り組む黄金町バザールディレクターの山野真悟さん。
▽評論などの部門は読売新聞編集委員の尾崎真理子さんと、学習院大学教授の野村正人さん。
▽メディア芸術部門はアーティストの高谷史郎さん。
以上、18人の方々です。
贈呈式は今月18日に都内のホテルで行われます。           

春風亭小朝さんとは

春風亭小朝さんは東京生まれの60歳。
昭和46年に五代目春風亭柳朝に弟子入りし、昭和55年に真打ちに昇進。
落語で初めてとなる日本武道館での公演を行ったほか俳優としても数多くの舞台やテレビドラマに出演しています。
これまで数々の落語会を企画、開催して、伝統芸能としての落語の活性化に尽力してきたほか、今年度、東京、大阪、福岡の三都市で行った独演会や、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で演じた明智光秀役が高く評価されました。
小朝さんは「この賞を受け、さらなる飛躍につなげたいと思っています。今、落語の人気は高まっているように見えますが一方で、伝統的なことばの持つ響きの美しさなどをおろそかにしているとも感じています。ことばの芸である落語を通じて、日本のことばを守っていけるよう努力していきたいと思います」と話しています。

山下達郎さんとは

シンガーソングライターの山下達郎さんは東京生まれの62歳。
昭和50年にデビューし、昭和58年に発表した「クリスマス・イブ」が30年以上たった今でも親しまれクリスマスソングとして定着するなど、音楽界を代表するアーティストの1人です。
妻でシンガーソングライターの竹内まりやさんの作品など、さまざまなアーティストのプロデューサーとしても活躍しているほか、去年は、自身のコンサートツアーでこれまであまり演奏してこなかった楽曲を中心に披露し、個性的な歌唱力や音楽性をさらに高めていることなどが評価されました。
山下さんは、受賞について、「商業音楽は演者一人では成立しません。今回の褒賞も、多くのスタッフのサポートと、リスナーの皆様のご支援の賜物です。ありがとうございました」というコメントを出しました。
         

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