『テレビ未来遺産ドラマ特別企画 こうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来〜』が平成25年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞

12月25日(水)17時43分


TBSで今年11月25日(月)に放送された『テレビ未来遺産ドラマ特別企画 こうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来〜』が、平成25年度(第68回)文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門の優秀賞を受賞し
た。

この番組は、実在の熊本の私立病院が設置したいわゆる“赤ちゃんポスト”、「こうのとりのゆりかご」を巡るヒューマンドラマ。救われた92人の赤ちゃんと、世の中の厳しい批判を乗り越え、この6年間「こうのとりのゆりかご」の運営を献身的に支え続けてきた病院の人々の熱き闘いの実話をもとに、プライバシーを守るためフィクションとして再構築したものだ。主演は今年芸能生活35年を迎えた薬師丸ひろ子。「こうのとりのゆりかご」の実現、運営に奔走する主役の看護部長・安田裕美子役を演じた。

受賞の理由は、「ふだん見過ごされがちな命の尊さ、生きることの大切さを気付かせてくれる。真実を描くために、テレビドラマだからこそ描ける領域があることを改めて教えてくれた力作である」と、高い評価を受けた。


〈総合プロデューサー・那須田淳のコメント〉
受賞理由にもある、ドラマだからこそ伝えられる真実について、評価いただいたことを大変うれしく思います。そして、このドラマで描いた、人間が初めてのことに取り組む勇気とそれを支えるものは何かなど、ドラマでしか伝えられない人間にとって大切なことが多くの方に伝わったのだとしたら、それも大変うれしいことです。その証としての今回の受賞に、キャスト・スタッフを代表して、心から感謝の気持ちを述べたいと思います。