その他

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Q1. 首都高速道路と東名、中央道などの高速自動車国道とは何が違うのか。
A. 1.道路の性格の違い
(1)高速自動車国道は全国的な幹線道路網を形成し、国土の均衡ある発展を図ることを目的としています。これに対して、首都高速道路は、もっぱら東京都区部を中心とする首都圏の都市内交通の円滑化を図るため、一般の道路とは別に自動車専用道路としてつくられたものです。首都圏という限られた地域の道路ですから、高速自動車国道とは違って、道路法という法律上は都道、県道又は市道として位置付けられています。
(2)しかし一方、首都高速道路は首都機能の維持・増進を図ることを目的とし、国家的要請に基づいて整備される道路でもあります。このため、国と関係の地方公共団体は、常時、当社の株主になることとされています。


2.整備する上での特色
首都高速道路は、その大部分を建物や人口が密集している市街地に建設します。そのため、多くの場合、地上の一般の道路を拡幅して、その上空又は地下に首都高速道路を一体的に建設しています。

このような場所では、用地の取得に当たって土地所有者、借地人等の複雑な権利関係を調整しなければならず、また工事の際も道路に埋設されている水道管、ガス管といったライフラインや地下鉄などの移設や損傷を与えないための措置の必要性など、特殊な問題が非常に多く、これらを一つ一つ解決するためのエキスパート集団が首都高速道路株式会社です。
Q2. 景観を損なうと批判されている日本橋の首都高について、どのような対応を考えているのか。
A. 首都高速道路は、首都圏の社会・経済を支える大動脈として機能していますが、昭和39年秋の東京オリンピックを間近に控え、時間的、財政的に厳しかった建設初期には、河川等の公共空間を活用して緊急に整備されました。

その後、景観向上等の社会の意識変化に対応すべく、平成2年度に日本橋付近の首都高速道路と周辺景観の調和を改善するため、高速道路の美化工事を行いました。その工事では、日本橋に調和する色で塗装する、外装板を取り付ける等の対策のほか、高架下の空間をより広く・明るくするために照明を工夫する等、景観の改善に向けた取組みを行い、名橋「日本橋」保存会会長より橋周辺の環境整備に対して感謝状をいただきました。

また、平成13年度に国や東京都と共同で、「東京都心における首都高速道路のあり方委員会」を開催し、将来の高速道路の再構築について、地下案、一体整備案等の複数案を都市の再生、交通の円滑性などの観点から議論しました。

現在は、国土交通省が主体となり、「日本橋みちと景観を考える懇談会」を設置し、日本橋周辺のまちづくりを含めた首都高速道路の再構築の議論が継続してなされており、当社は、交通機能の維持や道路構造などの観点から協力しております。

Q3. 採算重視により環境対策が後回しにならないか。どのような環境対策を講ずるのか。
A. 地域社会と共生し、よりよい環境の実現に努めることは、当社にとっても重要な課題と考えており、国・地方自治体と連携をとり、適切に対応していきます。

主な環境対策は次のとおりです。

1.騒音・振動への取り組み
騒音の低減に効果のある路面の高機能舗装(低騒音舗装)化、遮音壁の設置など沿道への騒音の影響を少なくする施策を進めていきます。
また、振動を少なくするため、道路の継ぎ目(ジョイント)の補修、路面の平坦性確保などの対策を適切に実施します。

2.大気汚染対策への取り組み
周辺環境の厳しい山手トンネル及び事業中の川崎縦貫線では、低濃度脱硝設備※1を設置し、環境負荷の低減に努めています。
神奈川地区では、横羽線と湾岸線に料金格差を設けることにより横羽線の大型車を湾岸地区へ誘導し沿道環境の改善を図る環境ロードプライシング※2を引続き実施しています。

3.渋滞緩和による環境改善
中央環状線建設等のネットワーク整備や道路拡幅などのボトルネック対策によって渋滞の大幅な改善が期待されます。また、ETCの普及は、料金所渋滞を緩和します。
これらの渋滞対策を進めることにより、自動車からの窒素酸化物(NOX)・浮遊粒子状物質(SPM)・二酸化炭素(CO2)などの排出量低減を図ります。

※1:低濃度脱硝設備
トンネル内の比較的低い濃度の二酸化窒素(NO2)を除去する装置と浮遊粒子状物質(SPM)を除去する装置で構成される設備。

※2:環境ロードプライシング
詳しくは「割引情報 /  環境ロードプライシング割引(ETC大型車)」をご覧ください。

●ネットワーク整備による環境改善効果
中央環状線山手トンネル(3号渋谷線~4号新宿線)の開通による環境改善効果

Q4. なぜ、首都高には8号線がないのだろうか?
A. 首都高の各路線の名称は、路線認定という法的手続きによる「路線名」と、それをお客さまへの案内のためにわかりやすくした「路線呼称」があります。

都心環状線を中心とする放射路線に路線呼称を付けるにあたっては、原則として路線名と同じ番号(例:7号線 → 7号小松川線、9号線 → 9号深川線)で、時計回りの連番になるようにしています。

8号線は路線名として存在しますが、延長が0.1kmと短いため、当該区間の路線呼称を8号線と付けてお客さまに案内した場合、標識等が煩雑となることから、都心環状線としてご案内しています。
Q5. 乗継所(汐留、西銀座、白魚橋)があるのはなぜか?
A. 乗継所の先の道路は東京高速道路株式会社線、通称「KK線」と呼ばれている無料の道路で、首都高とは別の道路です。つまり、首都高からKK線に入るということは、一度首都高を降りてしまう、ということになります。首都高を出て再度首都高に入る場合は入口でもう一度料金をいただくことになりますが、このKK線は末端全てが首都高に接続し、事実上首都高と一体化してネットワークを形成しているため、料金の再徴収を避けるために、ETCシステムや乗継券を利用して、再度の料金をいただかないよう確認をしています。
詳しくは「KK線のご利用について」をご覧ください。
Q6. 料金所やパーキングエリアで目にする仕事のほか、首都高速道路株式会社社員はどんな仕事をしているのか。
A. 社員の業務は、
(1)首都高速道路の建設に関する業務
(2)安全で快適な走行のための維持管理に関する業務 に大別することができます。

建設に関する業務には
・ 路線ごとの建設計画の立案
・ 道路建設に必要な土地や権利について、地権者の方との補償交渉、用地の買収と管理、道路予定地の地質調査
・ 騒音、振動等工事による地元へのご迷惑や近接道路の交通混雑等を最小限にとどめる工事方法の検討
・ 安全性に十分な配慮を払った工事の実施
が挙げられます。
また、保全・維持管理に関する業務としては、
・ 高速道路の損傷の状況等を正確に把握するための点検
・ 照明・通信・標識などの施設の維持・補修
・ 路面や排水設備、高架下の清掃
・ 24時間365日体制での交通状況の把握、巡回パトロール、道路交通情報の提供
・ 交通事故の処理、故障車へのお手伝いや落下物の回収、事故防止のためのキャンペーン
を行っています。

さらに、ETCの普及促進や、皆様にご負担いただいている通行料をより首都高をご利用しやすいような制度とするための検討などの業務も進めております。

なお、これらの業務は、約1,200人の社員とともに、料金収受会社等外部への業務委託(料金収受:約2,000人、施設の維持・補修:約1,000人、交通パトロール等:約300人)により、効率的に進めています。
Q7. 首都高速道路の地図がほしい。
A. こちらをご覧ください。
Q8. 携帯電話から首都高速道路の情報を知りたい。
A. 首都高携帯ポータルサイト『首都高mobile』を開設しています。
『首都高mobile』では、「料金・ルート案内」や「出入口通行止情報」を集約、「大規模工事に伴う本線規制・通行止」のお知らせなどの首都高情報をご覧いただけます。
また、災害・重大事故時には最新情報をお知らせします。
ぜひ、ご活用ください。
Q9. 首都高速道路株式会社のホームページにリンクしたい。
A. 当ホームページは原則リンクフリーです。連絡は必要ありませんが、次のことをお守りいただければ、ご自由にリンクしていただいて結構です。

1. 首都高速道路株式会社へのリンクである旨を明記してください。
2. フレーム内に、本サイトのページを表示させるリンク設定は行わないでください。
3. バナーをご利用いただける場合は、下部に掲載のバナーをお使いください。
4. 本サイト上の文書等の各ファイル及び内容について、予告なしに変更または削除されることがありますので、あらかじめご了承ください。
5. リンクに関して、首都高速道路株式会社は一切責任を負いかねます。

なお、相互リンクは、お受けしておりませんのでご了承ください。

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