食中毒:フグ肝臓食べた男性死亡 調理練習の残り持ち帰る

毎日新聞 2014年10月09日 20時56分(最終更新 10月10日 00時03分)

 兵庫県豊岡健康福祉事務所は8日、豊岡市内の男性(59)が、フグの肝臓を食べて死亡したと発表した。自宅にあった食べ残しと思われるフグの肝臓や、男性の胃の内容物などを調べたところ、8日にフグ毒(テトロドトキシン)が検出されたことから、県豊岡健康福祉事務所はフグによる食中毒と断定した。

 県によると、男性は9月22日、豊岡市の勤務先の飲食店で、同僚がフグ調理を練習した後、フグの肝臓を持ち帰った。24日は出勤したが、25日は出勤しないため、同僚が男性の自宅を訪ね、死んでいるのを見つけ、豊岡北署に届け出た。

 県によると、1980年以降、県内でのフグによる食中毒は今回で94件(133人)、うち死亡は11件(11人)という。【柴崎達矢】

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