彼女の19歳の誕生日を祝うために、かねてから交流のあるアーティスト（OKAMOTO’S、オズ、チャットモンチー、DJやついいちろう、RAM RIDER）が集まったこのイベント。チケットは即日完売で、先行予約には約6000通の応募が殺到し、まさにプレミアムライヴとなった。
ライヴ登場のSEでもある「きゃりーのマーチ」が鳴り始めると、オーディエンスからは大きな拍手と歓声が上がった。4人のきゃりーコスプレをしたダンサーを引き連れ、きゃりーが登場。注目の衣装は、彼女の大好きなブランドでもある「Candy Stripper」のデザイナーと相談しながらデザインしたという、レインボーのパステルカラーを基調としたチュールスカートにお尻部分にはチュールを重ねたバッスルを着け、いつもより一段とお姫さまスタイルのドレスだった。
MCでは進路に迷っていた高校3年生の頃から、まさかの歌手デビュー、そしてロサンゼルスでのライヴを振り返り、18歳を「夢みたいな、ひっちゃかめっちゃかな1年」と表現。また、16歳から19歳まで、年を追うごとに良くなる一方とのことで、「これからもさらに楽しい1年にしたい!」と意気込んだ。
きゃりーがラストの曲「つけまつける」の振り付けをファンに自らレクチャーした後、曲フリをしたにもかかわらず、イントロが流れず不穏な空気が。しかし、実はこれは会場にいるファンとスタッフで仕込んだサプライズ。事前にスタッフにより仕込まれていたクラッカーが鳴り、当日DJで参加していたエレキコミックやついいちろう氏と、日頃から親交のあるモデルたちがケーキを持って登場し、きゃりーの誕生日を祝福した。これを受けたきゃりーは、「19歳は曲をいっぱいリリースして、国内のツアーや海外にもいっぱいライヴに行きたい!」と抱負を語った。
誕生日イベントということもあり、これまでで1番長いパフォーマンスとなったこの日のライヴ。会場に集まった約450人の大歓声を浴びながら全7曲を歌い上げ、大盛況の内に幕を閉じた。
中田ヤスタカ（capsule）プロデュースにより、2011年夏にミニアルバム『もしもし原宿』でアーティストデビューを飾ったきゃりーぱみゅぱみゅ。1月11日に発売したファースト・シングル「つけまつける」は1月23日付のオリコンCDシングル週間ランキングで初登場7位を記録したほか、iTunes Storeのエレクトロニックソングチャートではフィンランドで1位、ベルギーで3位を獲得。アメリカの同エレクトロニックアルバムチャートでは邦楽アーティスト史上最高位の2位にチャートインするなど、配信開始から約1ヶ月でトータル30万ダウンロードに到達し、国内外を問わず話題を呼んでいる。
MTV News
