エアバス:新型機「A330neo」を発表

2014年07月15日

エアバスの中距離用旅客機「A330neo」=同社提供
エアバスの中距離用旅客機「A330neo」=同社提供
エアバスの中距離用旅客機「A330neo」=同社提供
エアバスの中距離用旅客機「A330neo」=同社提供

 航空機製造大手の欧州エアバスは14日、中距離用旅客機「A330neo」の生産に着手すると発表した。英ロールス・ロイス製の新型エンジン「トレント7000」の搭載で、1座席当たりの燃費を従来比14%削減。米ボーイングなどのライバル機に対抗し、エアバスは「最もコスト効率の優れた機体」とアピールしている。航空会社への引き渡しは2017年10〜12月期の予定。

 従来のA330に比べ、航続距離は最大約740キロ伸びる。機内は座席(幅18インチ)を最大10席追加でき、第4世代の機内エンターテインメントシステムやインターネット通信環境も完備されるという。

 エアバス・グループのトム・エンダース最高経営責任者(CEO)は「グループにとって、非常に重要な航空機であり、長い期間、世界中の空で活躍し続けるだろう。開発コストの影響はあるが、運航を始めれば、グループの収益に大きな貢献を果たしてくれる」とのコメントを発表した。【高橋昌紀/デジタル報道センター】

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