秋篠宮家の長女、眞子さま(22)は26日、4年間通った国際基督教大学(ICU)=東京都三鷹市=の卒業式に出席した。卒業にあたり、宮内庁を通じて「今後、さまざまな公的な活動をおこなっていくことになる」との意向を公表。今秋、岐阜県で開かれる国際的な陶芸コンクールの名誉総裁に就任するなど、皇室の一員として活動していくという。

 眞子さまは26日朝、大学構内の芝生広場前で卒業式前に記者団の写真撮影に応じた。同大伝統の角帽とガウンをまとい、「楽しい学生生活を送ることができ、感謝しております」と晴れやかな笑顔で語った。式には約530人が出席。最前列の席の眞子さまは、「秋篠宮眞子」と呼ばれ、卒業証書と学士(教養)の学位記を受け取った。

 卒業にあたり、宮内記者会からの質問に文書で回答を寄せ、「学習意欲の高い方が多い大学でしたが、同時に笑いと楽しい会話にもあふれた日々でした」と振り返った。在籍したのは教養学部で3年生からは美術・文化財を専攻し、英・エディンバラ大への留学も経験。卒業論文は、日本神話を題材にした絵が主に明治時代に描かれるようになった理由などを考察し、80ページにわたり英語でつづった。入学当初から雪面滑走競技(スキー)部に所属し、自動車の普通免許と学芸員の資格も取得した。