ニューヨークで列車脱線〜横転、多数の死傷者〜
尖閣諸島 緊張の海
魚釣島の灯台
久場島上空を離脱して、南へ28キロの魚釣島へ向かう。尖閣諸島最大の島が魚釣島で、周囲11キロ。それに北小島(周囲3.5キロ)と南小島(同2.5キロ)が寄り添う。
約7分で上空に到着し、三つの島の上を約30分にわたり旋回した。魚釣島は、標高363メートルの切り立った頭頂部が印象的だ。
機が高度を下げると、海岸の岩場に設けられた水路や、島民が住んでいた住居の柱らしき木材などが散乱しているのが、はっきり見えた。日本の島民は、昭和15年までこの島で生活していたという。
水路の先、岩場と陸地の境にある、小高くなった部分に、白い塔のような構造物があるのが目に入った。これが、1988年に日本の政治団体が設置し、国に移管された灯台だという。
魚釣島付近で11管の巡視船1隻を目にしたが、この日、中国船は最後まで確認できなかった。
しかし、海自幹部は「東シナ海は中国の海になっている」と話す。尖閣諸島付近は「かつて日本の漁船が操業していたが、今や中国漁船が多く見られる」と指摘した。
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