総務省が30日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント減の3.9%となった。3カ月ぶりの改善で、3%台へと回復したのはリーマン・ショックが起きた翌月である2008年10月以来、4年8カ月ぶりとなる。
同月の完全失業率は前月より改善して3.8%となったが、翌11月からリーマン・ショックの影響が出て上昇。2009年5月には5%台へと上昇した。
今年6月の完全失業者数は260万人。前年同月に比べ28万人の減少となり、37カ月連続で減っている。理由別は「自己都合」が15万人減、「勤め先や事業の都合による離職」が9万人減となっている。
一方、厚生労働省が同日発表した6月の有効求人倍率(同)は前月比0.02ポイント増の0.92倍となり、4カ月連続での改善となった。