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石川さゆりさん２億円返せ 国民銀行融資で支払い命令
破たんした国民銀行（東京）によるカラオケボックス経営会社への融資で、整理回収機構（ＲＣＣ）が連帯保証した歌手石川さゆりさん（４５）らに残金など約２８億円の返済を求めた訴訟の判決で、東京地裁は２７日、石川さんに約２億２０００万円の支払いを命じた。
判決理由で斉藤顕裁判官は「この融資は追加融資が困難だった別会社に融資を続けるために国民銀行が考案した枠組みの一端で、石川さんは目的や危険性の説明を受けていなかった」と認定。
「国民的歌手だった石川さんの名前を利用しようとしたことも容易に推察され、被害者の側面があることは否定できない」として、実際に経営会社が得た利益の限度で支払いを命じた。
判決によると、国民銀行は１９９５年４月、カラオケボックス経営会社に３５億円を融資、社長だった石川さんらが返済を連帯保証した。
【共同通信】
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