天空の城ラピュタ
風立ちぬ 公開記念 2013ジブリの夏! 特設ホームページはこちら!!

天空の城ラピュタ

宮崎駿監督が空への憧れを描いた最新作「風立ちぬ」公開を記念して空を描いた大傑作が登場!

すべてのキャラクターが最高に魅力的!ワクワクドキドキ満載の究極の漫画映画

天空の城ラピュタ 空に憧れて、飛行機の設計に人生のすべてを賭けようとした男・堀越二郎の青春を描く宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」。その公開を記念した金曜ロードSHOW!「2013ジブリの夏!」の第4弾に登場するのは、「天空の城ラピュタ」。二郎と同じく空に強く憧れる少年・パズーと空賊たちが、空に浮かぶ幻の島「ラピュタ」をめぐって大冒険を繰り広げる物語だ。

鉱山の街でたくましく生きている少年・パズーのもとに、ある夜、突然女の子が舞い降りてくる。シータというその少女は、ラピュタの宝を狙う国防軍と、空中海賊・ドーラ一味から狙われていた。パズーは彼らの手からシータを守ろうとするが、彼女が「ラピュタ」と深く関係していることを知り、彼女と共に「ラピュタ」への冒険の旅に出ることに。

天空の城ラピュタ どんな時でも常に前を向き、強い瞳の奥に備えた意思の力で困難を乗り越えていくパズー。自分に課せられた宿命の重さを真っ直ぐに受け止め、平和のために生きようとする健気なヒロイン・シータ。2人を温かく見守りながら、その一方で自らの欲望を満たすために爆発的な勢いで突き進む空賊のボス・ドーラと、その息子たち。世界征服の野望と狂気を胸に秘め、ラピュタ上陸に向けて虎視眈々とその計画を進めていくムスカ。権威主義の小悪党で、ムスカにいいように操られてしまう国防軍の将軍。パズーの働く鉱山の男たちを率いるたくましい親方と、賢く頼りがいのあるおかみさん。鉱山の奥深くで石とともに生きる鉱山師・ポムじいと、鉱山を走る機関車の老機関士。軍の要塞に閉じ込められていたラピュタの戦闘用ロボットと、人がいなくなったラピュタを1人きりで守っているロボット兵。登場するキャラクターは全員が最高に魅力的で彼らが織りなすドラマが、感動のクライマックスに向けて飛翔感たっぷりに展開していく。

かつて圧倒的な科学力と軍事力で、世界を支配した天空の島・ラピュタ。そこにたどり着くために開発された空飛ぶ乗り物の数々も、見ているだけでワクワクドキドキだ! パズーが設計した鳥型飛行機・オーソニプターの骨組み。権威の象徴のようなゴツゴツの巨大戦闘飛行船・ゴリアテ。増築に増築を重ねてゴチャゴチャと入り組んだドーラたちのタイガーモス号。その見張り台で、タコのように単独飛行することも可能なグライダー型凧。チョコマカと動き回る虫型のはばたき機・フラップター。空を自由自在に飛び回る乗り物たちは、「風立ちぬ」と同様に映画の主役級の役割を果たしている。

ヨーロッパの古城を思わせる緑豊かな城と、人間を近寄らせないほど無機質な部分が共存した「ラピュタ」の造形も、実にお見事。その城の形からも浮かび上がってくるのは、人間が生きていくために本当に必要なのは、一体何なのか…という重厚なテーマだ。そのメッセージを、漫画映画的な演出を加えながら、しっかりと見せていく。公開から25年以上を経てもなお、この作品が多くの人々から愛され続けているのは、物語が普遍的な魅力を備えているからこそ。本当にアニメーションの愉しさがギュギュギュっと詰まった、ジブリが誇る究極の漫画映画だ!

少女を守り、自分の夢を叶えるために1人の少年が冒険の旅に出る!

天空の城ラピュタ 小さな鉱山の町で見習い機械工として働く少年・パズー(田中真弓)は、両親を亡くし、町のはずれの家に一人で暮らしている。ある夜、残業中のパズーの“上”に、空から女の子が“降ってきた”! 思いがけない出来事に戸惑いながらも、パズーはその少女を家に連れて帰ることに。

翌朝、目を覚ました少女・シータ(横沢啓子)は、生まれ育った村から突然黒メガネの男達に連れ去られたこと、そして飛行船で運ばれる途中でドーラ(初井言榮)が率いる空中海賊の攻撃を受け、飛行船から落ちてしまったことをパズーに打ち明ける。シータが持っているペンダントが、彼女の命を救ったのではないかとパズーは疑うのだが…。

天空の城ラピュタ そこに、ドーラ一味が現れた。彼女を守ろうと親方(糸博)の元へ走ったパズーとシータは、空賊の目を盗んで渓谷を走る軽便鉄道の機関車に乗り込んだ! しかし、そんな彼らの前に国防軍の装甲列車が現れる。その中に自分を狙う黒メガネの男の姿を発見したシータは、咄嗟に逃げ出し…! 空賊と国防軍の戦闘に巻き込まれ、シータとパズーは谷底に落下。これで終わりかと思った瞬間、シータのペンダントが輝き始め、2人の身体はふわりと宙に浮かび上がった。

渓谷の底に降り立った2人は、鉱山師のポムじい(常田富士男)の案内で出口を探すことに。2人の話を聞いたポムじいは、ペンダントの石がラピュタに伝わる“飛行石”の結晶であることを2人に告げる。亡き父が発見した空に浮かぶ島・ラピュタが実在したことを確信したパズーは喜ぶが、鉱山の出口で待ち受けていた国防軍に捕らえられてしまった。

黒メガネの男・ムスカ(寺田農)から軍の要塞に連れていかれたシータは、ラピュタから落下して来たロボットを見せられる。さらにムスカから衝撃の事実を知らされて…。

一方、ムスカから釈放されて家に戻ったパズーは、家に上がり込んでいたドーラと対面。ラピュタの財宝を手に入れるために国防軍の動きを監視していたドーラは、パズーが釈放されてくることもお見通しだったのだ。ラピュタへ行くためにはシータの力が必要だと直感したパズーは、ドーラを説得し、シータを奪い返すために要塞へ向かうことに。

パズー、シータとドーラ一味、そしてムスカたち軍の一行、誰もが目指す「天空の城ラピュタ」を果たして見つけることができるのか!?

天空の城ラピュタ

キャスト

<パズー>
田中真弓
<シータ>
横沢啓子
<ドーラ>
初井言榮
<ムスカ>
寺田農
<ポムじい>
常田富士男
<将軍>
永井一郎
<親方>
糸博
<おかみ>
鷲尾真知子
<シャルル>
神山卓三
<ルイ>
安原義人
<アンリ>
亀山助清
<老技師>
槐柳二
<マッジ>
TARAKO

スタッフ

<原作・脚本>
宮崎駿 (徳間書店「アニメージュ文庫」)
<監督>
宮崎駿
<製作>
徳間康快
<企画>
山下辰巳
尾形英夫
<音楽>
久石譲
<挿入歌>
「君をのせて」
作詞:宮崎駿 作曲:久石譲 歌:井上杏美(徳間ジャパン)
<作画監督>
丹内司
<美術>
野崎俊郎
山本二三
<特殊効果>
阿部郷
寺岡伸治
<編集>
瀬山武司
笠原義宏
<音響監督>
斯波重治
<制作>
スタジオジブリ
原徹
<プロデューサー>
高畑勲