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森山未來×尾野真千子!「夫婦善哉」制作開始のお知らせ

 

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■織田作之助の「夫婦善哉」、初の連続テレビドラマ化です!
平成25年は、大阪が生んだ文豪“オダサク”こと、織田作之助(1913~1947)の生誕百年。
その代表作である名作『夫婦善哉』を、6年前に発見された続編の内容を含め、新解釈でドラマ化。
貧しく挫折続きでも、愛情と機転で乗り切っていく夫婦の姿を、涙と笑いの中に描きます。
そして今、最高に旬な二人の初共演!
森山未來さん × 尾野真千子さん
このお二人を主役に迎え、最高のキャストでお届けする、関西発・正統派人情喜劇の決定版です!!

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■物語
毎日借金取りがやってくる貧しい一銭天麩羅屋の種吉(火野正平)とお辰(根岸季衣)の間に生まれた蝶子(ちょうこ)(尾野真千子)は、貧乏が嫌いなお転婆娘。親の反対を押し切り、自ら望んで曽根崎新地のお茶屋に女中奉公に入る。やがて、同僚・金八(佐藤江梨子)と共につらい下積み生活を乗り越え、陽気な蝶子のお座敷は評判となり、北新地の人気芸妓となっていく。
そして、蝶子は、化粧品問屋・維康(これやす)商店のぼん・柳吉(りゅうきち)(森山未來)と出会う。
この男に惚れたこと・・・それが、蝶子の人生流転の始まりだった。

柳吉は、日頃の放蕩ぶりから番頭(平田満)に蔑まれ、兄思いの妹・藤子(田畑智子)にも呆れられ、頑固な父・半兵衛(岸部一徳)から「勘当」を言い渡される。
父の怒りが解けるまでと、柳吉は蝶子を誘い出し駆け落ちする。芸妓の道を捨て、柳吉との恋に生きようと覚悟する蝶子だった。
「お姉ちゃんは考えの浅いところがあるさかいな」弟・信一(久野雅弘)はつぶやいた。

ところが、二人は向かった温泉宿で、関東大震災に遭遇。逃げるように大阪に帰ってくる。
二人に帰る場所も生活のあてもないが、蝶子は幸せだった。
「わてはこの人を一人前の男にしてみせる!」
蝶子は、元先輩芸妓で、ヤトナ斡旋業のおきん(麻生祐未)を訪ね、お座敷の膳運びやお酌から舞いまでこなすニ流芸妓として働き始める。売れない噺家・草楽(草刈正雄)が住む家の二階に間借りして、蝶子は、せっせと貯金をして柳吉を支える。
幼馴染で材木屋の跡取り・小河童(青木崇高)は密かに蝶子に思いを寄せるが、全く見向きもされない。柳吉という男が、小河童は全く気に入らない。
柳吉は、いまだ父親の勘気が解けず、娘の文子(青山美郷)と会うこともできず面白くない。そんなある日、昔の問屋仲間・松川(茂山逸平)と鶴田(桂吉弥)に出会い、蝶子の貯金を持ち出し、芸者遊びに一晩で散財し尽くしてしまう。
蝶子は怒り心頭!鬼の形相の蝶子!はげしい折檻が柳吉を襲う!
「あほんだらー!!このくされぼんち!!」
さてはて、二人の行く末は、どうなることやら・・・。

大正から昭和へ、大阪が日本一華やかだった時代、その街の片隅で、
居場所を失い、自らが招いたのか何一つ報われない、男と女――――柳吉と蝶子。
強烈な個性を放つ面々と出会い、行き違い、蔑まれ、あるいは、助けられ・・・、
さまざまな職業を転々としながら、陽気で一途な女は、
ダメな男に何度も裏切られ、何度も傷ついて、でも、また惚れて・・・。
紆余曲折、波乱万丈、喜怒哀楽、七転八倒の展開の末に、
男と女が、ホンマモンの夫婦(めをと)になるまでの、長い長―い物語。
人生劇場!人情喜劇!人間賛歌!人間のホンモノがたっぷり詰まった
エンターテイメント笑涙劇場をお届けします!!

 

■出演
森山未來×尾野真千子
火野正平 根岸季衣 青木崇高 田畑智子 佐藤江梨子 平田満
草刈正雄 麻生祐未 岸部一徳 ほか

■放送予定
平成25年8月24日(土)放送開始
毎週土曜 午後9時~9時58分  (連続4回) 
■原作
織田作之助
■脚本
藤本有紀(連続テレビ小説『ちりとてちん』、大河ドラマ『平清盛』)
■音楽
金子隆博
■語り
富司純子
■制作
平成25年4月中旬から6月下旬
NHK大阪放送局・関西近郊ロケにて撮影予定

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