民主岡山:姫井由美子参院議員を来夏参院選で公認せず
毎日新聞 2012年06月11日 10時47分(最終更新 06月11日 11時29分)
民主党岡山県連は10日、岡山市内で常任幹事会を開き、来年夏の参院選岡山選挙区(改選数1)で、現職の姫井由美子参院議員(53)を公認しないことを決めた。11日にも党本部に報告する。姫井氏の不倫を巡る週刊誌報道や離党届提出騒動で、有権者の支持を得られないと判断した。
柚木道義(ゆのきみちよし)県連代表は取材に「姫井氏は有権者に対する信頼を回復できなかった」と説明。姫井氏は「一方的でひきょうなやり方だ。民主党の参院議員として岡山で政治活動を続けたい」と話した。
常任幹事会では、役員21人のうち姫井氏を除く20人が公認見送りに賛成したという。後任候補者は公募も含めて人選する。
姫井氏は07年7月の参院選岡山選挙区で「姫の虎退治」をキャッチフレーズに、当時自民党参院幹事長だった片山虎之助参院議員(76)=たちあがれ日本=を破り、初当選した。だが、週刊誌に不倫問題を報じられ同年秋、県連の厳重注意処分を受けた。【井上元宏】