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学校行事

清風学園 100km歩行

 清風学園では毎年3月中旬に、学校(大阪市天王寺区)から高野山までの約100kmの道のりを約30時間かけて歩くという行事をしています。
 参加希望者は、原則として年4回の予備歩行(25〜30km)や富士登山に2回以上参加し、事前の健康診断で異常がなければ参加できます。
 例年、歩行者本隊に生徒300名以上、サポート隊として保護者・OB・教職員・学友会や電気部のOBが300名ほど参加します。また、各地域の警察、役所、病院、神社仏閣、公共施設、南海交通などのご協力を得て実施されます。
 各関係方面のみなさん、ご協力本当にありがとうございます。

実施記録はこちら

第28回 2011.03.16-17 行程表(実況写真・動画付)
第29回 2012.03.16-17 行程表(実況写真・動画付)
第27回 2010.03.16-17 行程表(実況写真・動画付)
第26回 2009.03.16-17 行程表(実況写真・動画付)
第25回 2008.03.17-18 行程表(実況写真・動画付)
第24回 2007.03.16-17 行程表(実況写真・動画付)
第23回 2006.03.17-18 行程表(実況写真・動画付)
第22回 2005.03.16-17 行程表(実況写真・動画付)
第21回 2004.03.16-17  
第20回 2003.03.17-18  
第19回 2002.03.15-16  
第18回 2001.03.16-17  


1.100km歩行の目的

 現今、ややもすれば苦しいことを避けて、安易を求める気風が若い人たちの中にある。若い時こそ困難に立ち向かい、困難を突破する気力と体力を培うことが必要である。
 そこで「清風魂」を体得するための実践活動として100km歩行を行うのである。100kmの道程を昼夜兼行で歩くことは極度の疲労に直面する。その状況において、なお「正しい判断力と鋭い断行力」を発揮できることが目的達成のための必要条件である。また苦しさに打ち勝ち、自己の欲望を押さえ、節制することが「精進努力」することであり、「体力と気力を錬磨」することである。
 歩行するコースは私たちの先祖が、先輩諸氏が、歩いた高野への道である。高野山真言宗総本山は本校の宗教教育の根源とも言える聖地であり、弘法大師の誓願である「同行二人」を心の支えとし、歩くことに専念して、困難を乗り越えることの中から「信仰心を養い、確固たる信念と不屈の精神を培う」ことができる。頭で理解するより身体で体得する。
 この青春時代の強烈なる体験が、中学・高校時代のかけがえのない良き思い出となり、将来の人生に必ず役立つものと確信する。

●不屈の精神力とともに、正しい信仰心を養う。
●強健なる身体を培う。
●同感同苦の中から、強い友情を育む。
●「清風魂」を体得するために役立てる。


2.100km歩行の概要

校庭にて出発式
(1日目AM8:30、0km地点)

 運動場で、本隊およそ400人・教員・サポートのOBや保護者のみなさんの集合写真を撮影します。
いよいよ出発
(1日目AM9:00、0km地点)

 校門では事務の皆さんや合宿中の運動部の部員・学校居残りの先生たちがお見送りです。
家原寺
(1日目PM3:00、20.5km地点)

 電車に乗ればほんの少しの距離ですが、実際に歩くと、歩いても歩いても前方の山々がいっこうに近づきません。
槙塚台東公園
(1日目PM6:00、33.0km地点)

 このあたりで日が暮れ始めます。ここからは山道に入り、足元しか見えなくなってきます。つい先ほどまで元気よく友達とおしゃべりしていた子も、だんだん口数が少なくなります。足が棒のように感じられ、足の裏には豆もできます。小休止の時間になるとあちこちで、痛い豆に針で穴を開けて水を出し、消毒している姿が見かけられます。
滝畑レストラン
(1日目PM11:00、49.0km地点)

 ここでサポートの保護者のみなさんにうどんを作っていただいています。焚き火の光の中で、湯気の立ち上る温かいうどんを食べて、前半の難所、高度650mの蔵王峠に向かいます。蔵王峠までは息を切らせながら、真っ暗闇の中を黙々と登りつづけます。
かつらぎ体育センター
(2日目AM4:00、65.0km地点)

 蔵王峠から高度55mの紀ノ川まで一気に下ってきて、ここで大休止。ようやく落ち着くことができます。
塩の瀬の里
(2日目AM7:30、76.0km地点)

 ここでサポートの保護者のみなさんに豚汁を作っていただきます。冷えきった体を暖めてくれます。とてもおいしく、おかわりする者が後を絶ちません。
林道三又路手前
(2日目AM10:00、85.0km地点)

 この辺りになると、歩行隊はみんなふらふらで、寝ているのか起きているのかわかりません。
学園供養塔
(2日目PM3:00、98.0km地点)

 ようやく到着です。般若心経読誦の後、恒例の万歳三唱をします。その後、おいしいぜんざいをごちそうになり、バスで学校に帰ります。