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社会

新神戸トンネル 阪高移管、10月1日で合意 

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 神戸市道路公社から阪神高速道路会社への移管が決まっている新神戸トンネル(神戸市中央区‐同市北区、約8・5キロ)について、同市と阪神高速は21日、移管日を10月1日とすることで合意した。自動料金収受システム(ETC)搭載車は、阪神高速が1月から導入した距離別料金体系に一本化され、全区間で料金が安くなる。同トンネルでの小型バイクの通行も現行通り認めることとした。(黒田勝俊)

 今夏までの移管を目指していたが、事務手続きの遅れなどで、ずれ込んだ。神戸市は6月議会に関連議案を提出する方針。議決と国の許可を経て、合意内容が確定する。

 同トンネルの建設費などの残債約693億円(2010年度末)は移管までに、同公社の積立金や資産整理などで570億円に圧縮。570億円のうち阪神高速が355億円を負担し、神戸市は同公社への出資金215億円を充てて処理する。

 料金は、距離別制のほか、阪神高速が13年度まで行う「西線内々割引」が適用される。兵庫県内の西宮以西を通る「阪神西線」だけを6キロを超えて走る車は、100円割引きとなる制度で、14年度以降については国と地元自治体が協議する。

 また、現在同トンネルで通行が認められている125cc以下の小型バイク(50cc以下を除く)は、現行通り通行可能とする。阪神高速の自動車専用道では本来通行できないが、「バイク通勤で利用する市民も多い」との神戸市の要望が受け入れられた。通行料も現在の50円に据え置かれる。

(2012/03/22 10:10)

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