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【社会】

海自補給艦で火災 横須賀基地けが人なし

 七日午後八時四十分ごろ、海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)に係留中だった補給艦「ときわ」(八、一五〇トン)の乗員が、機械室で火災が起きているのを発見、海自の隊員や地元消防が消火作業に当たった。ときわの乗員にけが人はいないという。

 海自などによると、隊員らは同日午後八時五十五分ごろに消火作業を開始。同午後九時十分ごろには、横須賀地方総監部から「補給艦から煙が出ている」と地元消防に一一九番があった。艦上では海自が、地元消防は岸壁から放水作業を続け、午後十一時十分に鎮火した。現場周辺は煙に覆われ、多数の消防車両が出動するなど騒然とした。

 機械室にある発電機周辺から出火した可能性があり、海自が原因を調査している。この日は休日のため、乗員の一部が当直として艦内に残っていたという。

 ときわは全長百六十七メートルで定員百四十人。新テロ対策特別措置法に基づき、各国の海軍艦艇への洋上給油のためインド洋に派遣。東日本大震災でも災害派遣された。

 補給艦は艦隊が長期間行動できるよう、洋上で護衛艦などに燃料や水を補給するタンカー型の艦艇。

 

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