韓国軍の対応砲撃で北朝鮮の被害は? 情報統制の疑惑も

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  韓国軍当局が1日、北朝鮮の延坪島砲撃当時、韓国軍の砲撃による北朝鮮の被害状況について「北朝鮮軍の被害状況は把握中であり、把握したとしても現時点では公開する計画がない」と明かした。

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  軍の関係者は、北朝鮮の被害について「BDA(戦闘被害評価)を公開すると、北朝鮮がわれわれの実力を把握することになる」とし、結果が出ても公開できないと伝えた。

  韓国メディアによると、ある民間団体が北朝鮮の消息筋を通じて、韓国の対応砲撃で北朝鮮の将校1人が死亡、2人の軍人が重傷を負ったと主張。これについて軍当局は、「確認されていない情報だ」と反発したという。

  一方、軍当局が北朝鮮の被害状況を把握していながら、わざと公開しない可能性もあると伝えるメディアもみられた。北朝鮮の被害が当初の予測より大きくない場合、軍の初期対応が不適切だったという批判はもちろん、圧倒的な戦力を誇示してきた韓国軍にとっては屈辱(くつじょく)だとの見方を示した。

  さらに同メディアは、軍当局が李明博大統領に北朝鮮の被害地域を映った衛星写真などを報告したことも明らかになり、情報統制の疑惑が浮上していると報じた。(編集担当:永井武)

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