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米、中国に「挑発阻止」要請へ…近く首脳も会談

食料などの物資が積まれた延坪島行きの船に乗る人たち(25日午後、韓国・仁川港で)=鈴木毅彦撮影

 【ワシントン=本間圭一、北京=佐伯聡士】クローリー米国務次官補(広報担当)は24日、記者団に対し、北朝鮮軍による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件を受け、「米中両国の政府高官が数日中に対応を協議する」と述べた。

 米メディアによると、オバマ大統領も近く胡錦濤・中国国家主席と電話で会談し、北朝鮮の挑発行為を阻止するよう求める方針。一方、中国の温家宝首相は24日、モスクワでメドベージェフ露大統領と会談し、「中国は一貫して朝鮮半島の平和維持に尽力しており、いかなる軍事的挑発にも反対する」と述べ、28日に始まる米韓軍事演習をけん制した。中国首脳が砲撃事件について言及したのは初めて。

 クローリー次官補は記者団に対し、「中国は北朝鮮に影響力を持っており、その行使を期待する」と述べ、〈1〉砲撃事件で高まった緊張緩和〈2〉北朝鮮による非核化措置実施――に向けて協力を求める方針を示した。砲撃については、「一度限りの行動。北朝鮮は軍事的対決の拡大は準備していないだろう」との見方を示した。

2010年11月25日12時50分  読売新聞)
写真特集  北朝鮮砲撃

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