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  • 3閣僚が献金受ける 福島汚職引責の元会長から

     福田改造内閣の保岡興治法相、与謝野馨経済財政担当相、野田聖子消費者行政担当相の3閣僚の資金管理団体が、2006年に福島県知事の汚職事件などの責任を取り、準大手ゼネコン前田建設工業(東京)の取締役名誉会長を辞任した前田又兵衛氏から、直後にそれぞれ5万円の献金を受けていたことが15日、分かった。

     共同通信の取材に、保岡氏側は「中学時代の同級生で献金は政治信条に賛同してなされたもの」とし、与謝野氏側も「何かあったら返さなくてはいけないというのは、その人に失礼だ」と返還しない意向を示した。野田氏の秘書は「経理担当者が気付かなかった。返還は検討する」と回答している。

     福島県知事汚職は東京地検特捜部が摘発したが、法相は検察事務を所管し、保岡氏は2000年にも法相を務めていた。安倍前内閣では相次ぐ閣僚の「政治とカネ」をめぐる不祥事が政権を直撃しただけに、捜査対象企業のトップだった人物から献金を受領していたことに批判が集まりそうだ。

      【共同通信】