[事件]ニュース
【東日本大震災】電柱折れや架線断線…東北新幹線、被害は約590カ所
2011.3.16 14:25
運転再開のめどが立っていない東北新幹線で、那須塩原-八戸間で電柱が折れたり橋脚が破損したりするなどの被害が計約590カ所にのぼることが16日、分かった。高架橋の落下やトンネルの崩落などの致命的な被害は確認されなかったというが、JR東日本は「物資調達や復旧工事のめども全く立っておらず、運転再開の時期は現時点で未定」としている。
JR東日本によると、主な被害は、電柱折損が約250カ所▽架線断線が約200カ所▽高架橋の橋脚損傷が約90カ所▽レール変形が約20カ所▽変電設備の故障が約10カ所▽防音壁の故障が約10カ所-。
このほか、仙台駅の天井が落下するなど駅の被害が5カ所、橋げたがずれているのも2カ所で確認された。新青森-八戸間では被害は確認されなかったが、車両のやりくりなどがつかないため、運行再開時期は未定という。
また山形新幹線(福島-新庄間)は現在点検中。秋田新幹線(盛岡-秋田間)については点検が終了、被害がないことが確認されたため、18日から同じ線路を使用する在来線の運行を再開する予定という。
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